フォト

おすすめ本

2009年4月10日 (金)

「マローン御難」

クレイグ・ライス「マローン御難」ハヤカワ・ミステリ文庫

2003年9月発行の新訳。
もとは、1957年発行の作品。
さすがに捜査がどこかのんびりしているんですが、それもレトロな魅力。
面白さは古さを感じさせません。

名家の幼い娘が誘拐され、身代金の仲介を酔いどれ弁護士マローンが依頼されるとなぜか街の噂になっていました。
マローンが事務所に帰ると、そこには名家の当主レナード・エスタプールの死体が…!
面倒は避けたいたちのマローンは、とりあえず、死体を移動しますが。
なぜか、死体は舞い戻ってきます!?

レナードの妻カルミーナは大変な美人でしたが、誘拐された連れ子のアルバータはいたいけな少女ではなかった!?
口の減らないおてんば娘を誘拐犯から?押しつけられたマローンは、アルバータの身柄を匿っておいて、謎を解こうとします。

誘拐事件は狂言の可能性もあり、どうやらヘレンが陰謀に巻き込まれたらしい…
そのまま帰らないヘレンを心配して、ジェークも登場。
フォン・フラナガン警部をごまかしながら、賭博場のボスであるマックス・フックとも持ちつ持たれつ、マローンは右往左往しつつも、事件解決にもっていくのであります。

クレイグ・ライスは1908~57年。
ユーモアたっぷりのミステリが多数有り。
「スイートホーム殺人事件」が一番のオススメ。
これはシリーズ物の「大はずれ殺人事件」「大あたり殺人事件」の次に読むといい作品かな。

2006年7月30日 (日)

「スイートホーム殺人事件」

クレイグ・ライス「スイートホーム殺人事件」ハヤカワ文庫

クレイグ・ライスの傑作ユーモア・ミステリ。
男名前だが女性で、作中の母さんと同じく、幾つものペンネームを使って子供達を育てあげた忙しいミステリ作家だったんですね。
自身の3人の子をモデルに描いた、子供が主人公で探偵役の唯一の作品です。
愛情がこもっていて、ホントに楽しいの。

カーステアズ家の3姉弟の隣の家で銃声が…!
いばりやのサンフォード夫人が殺されて、殺人事件の重要証人となった3人は大張り切り。
ミステリ作家の母さんが事件を解決すれば、ご本がもっと売れて、母さんはこんなに忙しくなくなるかも知れない~と期待します。
ところが執筆中は一心不乱になる母親は関心を示さないので、子供達だけでなんとか解決しようと知恵を絞ります。ハンサムなビル警部との縁結びまで…!
母のマリアンも警部もチャーミングで、微笑ましい展開になります。

14歳のダイナは鳶色の髪でお姉さんらしく面倒見の良い健全型。
12歳のエイプリルはすごい美人になりそうな金髪で頭の切れるおしゃまな少女。
10歳で末っ子のアーチーはいつもどこか汚れているやんちゃ坊主で実はお金持ち、姉たちにこき使われるとぼやきながらも仲が良い。
アーチーの悪ガキ仲間の地廻り団の活躍も捜査を攪乱させて笑わせてくれます。
近所の大人達の様子も案外、子供達には丸見えで、子供と思って偉そうに或いは無防備に対する事で現れる人柄におかしみがあります。

夏風邪で頭がぼうっとしていたので、こういう時にはこれだわ!と引っ張り出して読みました。
何度読んだかわからないぐらいですねえ。
古風な翻訳が内容にピッタリ、今となってはレトロで、新鮮でした!

2006年5月 3日 (水)

「暴徒裁判」

クレイグ・ライス「暴徒裁判」ハヤカワ・ミステリ文庫

ヘレンとジェイクのジャスタス夫妻は、休暇旅行で田舎へ釣りに。
ところが郡役場で上院議員の殺人事件に出くわし、よそ者として疑いの目で見られ、ついにはジェイクに容疑がかかってしまう。
弁護士のマローンは親友の御難に早速呼ばれ、田舎町の偏見を牽制しつつ、誰も本気で謎解きに立ち向かわない連続殺人事件の解決のために大奮闘することになります。

気品のある美人だけど中身はお茶目で豪傑なヘレン、ヘレンを熱愛する(けどケンカもする)赤毛でそばかすの行動的な新聞記者ジェイク、酔いどれだけど腕は確かな敗訴知らずのマローンの3人組。
出だしの印象が良くない上院議員の娘も実はなかなか良い所があるし、教養があって町中に慕われている郡書記のスミス氏(実はミドルネームがすごい)も好きだなあ。
登場人物が脇役まで何とも生き生きとしていて、読んで元気の出てくる作風です。
今回はリンチにかけられそうになって行方の解らなくなったジェイクを探すために大型犬を動員、その犬ヘラクレスとマローンが仲良くなるという楽しいおまけ付き。
シャーロット・マクラウドみたいなコージー系が好きな人にはお薦めですよ!

クレイグ・ライスの5作目だそうです。
05年5月発行、原著は41年の作品。
こんなのあったのね~。そういえば多作な人の筈…
「大はずれ殺人事件」や「スイートホーム殺人事件」が大のお気に入り!
(これはもう、どんな人にもお薦めです)
でも他にあんまり作品が出ない状況に慣れてしまってました。
田舎を知らなかったヘレンは戸惑いつつもすごく綺麗でオッケーだけど…
このタイトルで売れるかなあ…、売る気あるのか!?
クレイグ・ライスを買うのは前々からクレイグ・ライスを好きな人だけだからって事でしょうか、ひょっとして?

その他のカテゴリー

bベスト本 i本屋大賞候補作 l本屋大賞 l直木賞 l芥川賞 l:日本エッセイスト・クラブ賞 mf:世界幻想文学大賞 mf:日本ファンタジーノベル大賞 m:CWA賞 m:MWA賞 m:このミステリーがすごい! m:アガサ賞 m:マカヴィティ賞 name:あさのあつこ name:万城目学 name:三上延 name:三浦しをん name:上橋菜穂子 name:上野千鶴子 name:中島京子 name:乾くるみ name:五木寛之 name:京極夏彦 name:仁木英之 name:今野敏 name:伊坂幸太郎 name:佐々木譲 name:佐藤多佳子 name:佐藤正午 name:佐藤賢一 name:佐野洋子 name:勝間和代 name:北村薫 name:原田マハ name:古内一絵 name:坂木司 name:坪田信貴 name:大島真寿美 name:大崎梢 name:太宰治 name:姫野カオルコ name:宇江佐真理 name:宮下奈都 name:宮部みゆき name:小川洋子 name:小川糸 name:山之口洋 name:山崎ナオコーラ name:山田詠美 name:島本理生 name:島田荘司 name:川上弘美 name:恩田陸 name:有川浩 name:朝井まかて name:朝井リョウ name:木内昇 name:杉本苑子 name:村上春樹 name:村上龍 name:村山早紀 name:村山由佳 name:東川篤哉 name:東野圭吾 name:松井今朝子 name:林真理子 name:柚木麻子 name:柳広司 name:栗田有起 name:桜庭一樹 name:梨木香歩 name:森絵都 name:森見登美彦 name:森谷明子 name:横山秀夫 name:橋本治 name:池上永一 name:津村記久子 name:海原純子 name:海堂尊 name:湊かなえ name:町田康 name:畠中恵 name:百田尚樹 name:矢崎存美 name:碧野圭 name:磯崎憲一郎 name:神田茜 name:米村圭伍 name:米澤穂信 name:綿矢りさ name:荻原規子 name:菅野雪虫 name:葉室麟 name:西加奈子 name:角田光代 name:誉田哲也 name:貴志祐介 name:辻村深月 name:近藤史恵 name:道尾秀介 name:長野まゆみ name:阿部智里 name:香山リカ name:高田郁 oその他の作家 o海外作家:C.J.ボックス o海外作家:M.C.ビートン o海外作家:P.Gウッドハウス. o海外作家:R.D.ウィングフィールド o海外作家:S.J.ローザン o海外作家:アガサ・クリスティ o海外作家:アラン・ブラッドリー o海外作家:アリアナ・フランクリン o海外作家:アリス・マンロー o海外作家:アリ・ブランドン o海外作家:アレグザンダー・マコール・スミス o海外作家:アンナ・マクリーン o海外作家:アン・クリーヴス o海外作家:アン・タイラー o海外作家:アン・マキャフリイ o海外作家:アーシュラ・K・ル=グウィン o海外作家:アーロン・エルキンズ o海外作家:エミリー・ブライトウェル o海外作家:エリザベス・ギルバート o海外作家:エルスベツ・イーホルム o海外作家:エレイン・ヴィエッツ o海外作家:エレン・カシュナー o海外作家:カズオ・イシグロ o海外作家:カミラ・レックバリ o海外作家:カルロス・ルイス・サフォン o海外作家:キャロル・オコンネル o海外作家:キンバリー・ウィリス・ホルト o海外作家:ギヨーム・ミュッソ o海外作家:クリストファー・プリースト o海外作家:クレイグ・ライス o海外作家:クレオ・コイル o海外作家:ケイト・キングズバリー o海外作家:ケイト・モス o海外作家:ケイト・モートン o海外作家:ゲイル・キャリガー o海外作家:コニス・リトル o海外作家:コニー・ウィリス o海外作家:コリン・ホルト・ソーヤー o海外作家:コルネーリア・フンケ o海外作家:サラ・ウォーターズ o海外作家:サラ・スチュアート・テイラー o海外作家:サラ・パレツキー o海外作家:シャルロッテ・リンク o海外作家:シャロン・フィファー o海外作家:シャンナ・スウェンドソン o海外作家:シャーリィ・ジャクスン o海外作家:シャーレイン・ハリス o海外作家:シャーロット・マクラウド o海外作家:ジェイソン・グッドウィン o海外作家:ジェイニー・ボライソー o海外作家:ジェイン・オースティン o海外作家:ジェフリー・ディーヴァー o海外作家:ジェフリー・フォード o海外作家:ジェラルディン・ブルックス o海外作家:ジャニータ・シェリダン o海外作家:ジャネット・イヴァノヴィッチ o海外作家:ジュリー・ハイジー o海外作家:ジュンパ・ラヒリ o海外作家:ジョアン・フルーク o海外作家:ジョナサン・キャロル o海外作家:ジョン・ハート o海外作家:ジョージ・R.R.マーティン o海外作家:ジョー・ウォルトン o海外作家:ジル・チャーチル o海外作家:スティーグ・ラーソン o海外作家:ステファニー・メイヤー o海外作家:スーザン・イーリア・マクニール o海外作家:スーザン・プライス o海外作家:スー・グラフトン o海外作家:タニス・リー o海外作家:ダイアナ・ウィン ジョーンズ o海外作家:ダイアナ・ガバルドン o海外作家:ダン・ブラウン o海外作家:ディック・フランシス o海外作家:デイヴィッド・アーモンド o海外作家:デニス・ルヘイン o海外作家:デボラ・クロンビー o海外作家:トレイシー・シュヴァリエ o海外作家:トーベ・ヤンソン o海外作家:ドナ・アンドリューズ o海外作家:ドナ・ジョー・ナポリ o海外作家:ドミニク・シルヴァン o海外作家:ドン・ウィンズロウ o海外作家:ナンシー・ピカード o海外作家:ネレ・ノイハウス o海外作家:ノア・ゴードン o海外作家:パウロ・コエーリョ o海外作家:パトリシア・A.マキリップ o海外作家:パトリシア・ハイスミス o海外作家:ピエール・ルメートル o海外作家:ピーター・キャメロン o海外作家:ピーター・ディキンスン o海外作家:ピーター・トレメイン o海外作家:ピーター・ラヴゼイ o海外作家:フィリッパ・グレゴリー o海外作家:フェイ・ケラーマン o海外作家:フランセス・ファイフィールド o海外作家:フレッド・ヴァルガス o海外作家:ヘイリー・リンド o海外作家:ヘニング・マンケル o海外作家:ベリンダ・バウアー o海外作家:ベルンハルト・シュリンク o海外作家:ポール・ドハティ o海外作家:マイクル・コナリー o海外作家:マーガレット・アトウッド o海外作家:マーセデス・ラッキー o海外作家:ミネット・ウォルターズ o海外作家:ミュリエル・バルベリ o海外作家:メアリ・W.ウォーカー o海外作家:メグ・ガーディナー o海外作家:メグ・キャボット o海外作家:ユッシ・エーズラ・オールスン o海外作家:リサ・クレイパス o海外作家:リチャード・ノース・パタースン o海外作家:リース・ボウエン o海外作家:ルーシー・モード・モンゴメリ o海外作家:レジナルド・ヒル o海外作家:レスリー・メイヤー o海外作家:レーネ・レヘトライネン o海外作家:ロイス・マクマスター ビジョルド o海外作家:ロビン・ホブ o海外作家:ローズマリ・サトクリフ o海外作家:ローズマリー・マーティン o海外作家:ローナ・バレット o海外作家:ローラ・チャイルズ o海外作家:ローラ・リップマン o海外作家:ローリー・キング o海外作家:ローレンス・ブロック o海外作家:ヴィヴェカ・ステン o海外作家:ヴォンダ・N.マッキンタイア お人形 お人形着物 お茶 アニメ・コミック ウェブログ・ココログ関連 グルメ・クッキング コージー ジェイドール ジェニー スイーツ ドールmomoko ドールmomoko洋服 ドール・ドレス ドール:Misaki ドール:SD ドール:シドニー ドール:ピュアニーモ ドール:プーリップ ドール:ユノアクルス・アズライト バービー ファッション ファンタジー フィギュアスケート ベスト本 ミステリ リカちゃん ロマンス 介護 作品 健康・ダイエット 児童書・YA 動物 国内作家:あ行 国内作家:か行 国内作家:さ行 国内作家:た行 国内作家:な行 国内作家:は行 国内作家:ま行 国内作家:や行 国内作家:ら行 国内作家:わ行 国内小説 家事 日記 映画・テレビ 書籍・雑誌 歴史もの 海外小説 病気体験 着物 経済・政治・国際 絵本 舞台・バレエ 言葉・歌 評論・エッセイ SF

2019年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

カテゴリー

最近のトラックバック

無料ブログはココログ