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2019年1月24日 (木)

「オーロラの向こう側」

オーサ・ラーソン「オーロラの向こう側」ハヤカワ・ミステリ文庫

スウェーデンのミステリ、女性作家による女性弁護士ものです。
2003年にこの作品でデビューし、スウェーデン推理作家アカデミーの最優秀新人賞を受賞。

レベッカ・マーティンソンは首都で働く若い弁護士。
大きな事務所に入れたはいいがまだ弁護士になりたてでこき使われ、上司とうまくいっていないのが悩み。
そんなところへ、故郷の教会での事件の報が。
被害者の姉サンナから、助けを求める電話が入る‥

嫌な思いをして故郷を離れたレベッカでしたが、かっての親友を見捨てられず、7年ぶりに北の町キールナへ。
オーロラが珍しくないという北極圏にある寒村。
サンナの弟は、交通事故で一度死んで生き返った経験で天国へ行ったと評判となり、キールナで信仰を盛り上げた存在でした。
レベッカもよく知る人達との、複雑な再会。
やがて、専門知識を生かして真相に迫るが、レベッカの身にも危険が‥?

キールナの警察に勤める警官たち、とくに身重のアンナ=マリア・メラ警部の存在が光ります。次作以降も登場するようですね。
美しい旧友サンナはなかなか厄介な性格のようで‥
嫌な奴てんこ盛り!
レベッカの祖母の家の隣に住む老人シヴィングが優しくて、ほっとします。

厳しい上司のモーンスは意外とレベッカをじつは気に入っているんだけど、それが表せないらしい‥有能な弁護士のくせに口下手?
信頼関係が生まれるのかそれ以上になるのかは、まだ未知数。

レベッカの性格は当初はまじめでちょっと人がいいのかという感じだけど、苦難に耐え抜いていく強さがあるようです。
続いて発表された作品では、レベルの高いスウェーデンミステリ界で最優秀賞を受賞しているので、楽しみです☆

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