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2019年1月31日 (木)

「道化と王」

ローズ・トレメイン「道化と王 ヨーロッパ歴史ノベル・コレクション」柏書房

17世紀イングランド、王政復古の時代。
宮廷に上がった医師の波乱の人生。

1660年代、英国ではクロムウェルの清教徒革命が終わり、処刑された前王の息子が復帰して、チャールズ2世となります。
清貧に飽きた人々は優雅で豪奢な生活を求め、宮廷は爛熟していきます。
ロバート・メリヴェルは、王の犬を治療したところから宮廷のお抱えとなり、王に気に入られて、道化のようになります。
かっての志はどこへやら、生真面目な学友ピアスには嘆かれますが。
王様に魅了されているメリヴェルは、王に愛されていると思っていました。

王の愛人シリアと結婚するよう命じられ、立派な屋敷を与えられることに。
それは王の数多い愛人の嫉妬の目をくらますためで、メリヴェルは名ばかりの妻になったシリアには疎まれ、宮廷からも引き離されてしまう結果に。
しかも、シリアを愛してしまったメリヴェルは王に追放されてしまいます。

一転して貧しい暮らしに‥
友人ピアスの勤める精神病院に転がり込み、治療を手伝うことになります。
そこで、純真な患者の女性に無垢な真心を向けられ、あらたな愛を知ることになります。
おりしもペストが流行し、ロンドンでは大火という、激動の時代。
愛嬌だけのような駄目男メリヴェルも実は~衝動的なだけあって行動的ではあるのです。
医術の覚えはあり、ついに‥?

歴史ミステリでもない歴史物を久しぶりに読んでみようと。
途中で、映画化された作品をずっと前に映画館で見たことに気づきました。
「恋の闇 愛の光」という‥
豪華な衣装は楽しめたし、小説でもそういった描写は詳しいです。
主演はロバート・ダウニーJrだったので、醜男という原作には合ってないけど(笑)
珍しい時代への興味深さと、重厚な描写で読み応えがありました。
お仕着せのお屋敷の召使いが後々までメリヴェルを待っていてくれたのが泣かせます。

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