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2018年7月23日 (月)

「主君 井伊の赤鬼・直政伝」

高殿円「主君 井伊の赤鬼・直政伝」文藝春秋

井伊直政の生涯を、家臣の目から描いたもの。
大河ドラマ「おんな城主直虎」を見終わった後の復習として、読みました。
直政が出てくるのは後半でそれでも若い頃なので、前に読んでしまうと、妙に知りすぎるかな、と。

井伊直政は、子供の頃に井伊の領地を失い、命からがら隠れるように母の再婚先で育ちます。腕が立ち、頭もよく気が利き、しかも美貌。
家康の小姓となってからは気に入られて、順調に出世していきます。
ただし、性格は激しく、戦場ではまっしぐらに敵陣に突入。それがいい場合もありますが、誰が止めても聞かない男でした。

木俣守勝はもともと家康の家臣で、直政が出世した時に附家老として遣わされたのです。
家康の家臣でもあるままだったので、その誇りが時に直政に対して屈折したものを抱かせました。
家康にも直政にも「お前の主君は誰か」と問われるシーンがあります。
守勝の正直な気持ちは‥

直政を描くには、苛烈な性格と部下への処遇、人望がなかった説などをどうするかがポイントですよね。
そのあたり、独特な工夫で読みごたえのある仕上がりになっていると感じました。
最後は泣かせます‥

守勝の奥方になったお駒は直政の親戚で、新野(にいの)左馬助親矩の娘という。大河ドラマを見た人には、あの一家なんだとわかりますね。
芯が強く気っ風の良い女性たちには、厳しい時代をも明るく照らしてもらえるようです。

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