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2018年6月23日 (土)

「鎌倉香房メモリーズ」

安倍暁子「鎌倉香房メモリーズ」集英社オレンジ文庫

「香り」で謎解き、というのが面白い。
鎌倉を舞台に、香りに鋭敏な少女が身近な謎に関わっていくシリーズ、1作目です。

高校生の咲楽香乃は、香り専門店『花月香房』の店主の孫で、土日は店にも出ています。
香乃には、香りで人の感情を感じとる不思議な能力があるのですが、そのためにいろいろあって親元を離れ、祖母と暮らしていました。
大学生の雪弥は、土日はバイトに来ている大学生。
二人は子供の頃からの付き合いで、香乃の想いは伝えられないまま、静かに時を育んでいます。

店に来た人のために尽力していると、特殊な能力を生かすことが出来る場合もあります。
感情がわかるだけで、すべてが見えるわけではないのですが。
そんな香乃をいつもサポートしてくれるのが雪弥。
とても優しく完璧に見える雪弥さんですが、他所ではおそらく違う‥?
事件に巻き込まれるうちに少しずつ、いろいろな面が明らかに。
それもこれも、じわじわとこそばゆ~く進む可愛らしい恋のひとつの段階でしょうか(笑)

内気でおっとりして見える香乃ですが、意外に強い発言をして周りを驚かせることも。
それは内心、葛藤があって当たり前ですかね。

鎌倉の風物がしっとりしていて、いい雰囲気です。
登場する大人たちも個性があって、全体はほんわかしたトーンのこの世界の厚みになっています。
ちょっとお茶目だったり、口が悪かったり、意地っ張りだったり、人間臭くいきいきと描かれているので、面白く読めました。

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