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2018年5月21日 (月)

「過去を殺した女」

エルスベツ・イーホルム「過去を殺した女」創元推理文庫

デンマークのミステリ。
新聞記者ディクテ・スヴェンスンのシリーズ2作目。
内容がぐっと重くなり、ライトなミステリではなくなっていました。

ディクテの隣家で留守中に火事が発生、飛び起きたディクテは馬小屋から馬を助け出すのに奮闘します。
この夜、実は別に事件も起きていました。

1作目の事件解決に寄与したディクテは、一躍、有名人になっています。そのおかげで、プライバシーを暴かれるという羽目に。
事件を担当した警官のジョン・ガードナーの視点からも描かれます。
ディクテはガードナーにコネがあると思われていますが、ないこともないけど、壁もあるという(笑)

アラフォーでバツイチのディクテは、動物好きで感じのいい女性ですが~何かと振り回され気味?
カメラマンで年下の恋人ボーとの付き合いは、波乱含みで、ごたごたと慌ただしい。
離婚の傷もまだ癒えないうちに、娘のローセは年頃になって恋人が出来、早くも彼と暮らすことを考えています。
子離れしなくては思いつつ、寂しさに悩むディクテ。
実は彼女も10代で家を出ていて、それには深刻ないきさつがあったのですが‥

身近な人達との微妙な緊張やすれ違いが細やかに描かれていて、とてもリアル。
ディクテが、何だか酷い目に遭い過ぎな気もしてきますが。
いや、隣人のほうが辛いか‥
ミステリとしては一番重いタイプというほどではなく、北欧ミステリとしては普通かも?
日常感覚がありあり描かれているため、普通の人が巻き込まれるにしては酷、という感じになるのでは。
いやこれは、かなり筆力あるってことですよ!
親友がディクテを語るあたり、ちょっと深いです。

主人公たちの成長も描いていく、このシリーズ。
あちらではもう9作出ているとのこと、翻訳発行をお待ちしてます。

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