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2018年5月26日 (土)

「新しい道徳」

北野武「新しい道徳」幻冬舎

たけしの新・道徳論。
小学校で「道徳」が正課になり、成績がつけられるようになることになったために今(というか発行時)、考察した内容です。
いつものたけしのおしゃべり口調なので、読みやすい。

道徳とは、自分で考えるもの、というのが基本的な主張。
子供に教えるべきなのは、シンプルなことだけでいい。
自分で考える力をつけさせることだと。
主張といっても、経験談をたくさんまじえて、さばさばと語られます。

小学1年生の教科書に「自分を見つめる」とあるそう。
これは‥ツッコミどころ満載と言われても仕方ないですね。
老人に席を譲ると気持ちがいい、といった例が挙げられているらしい‥
う~ん、まあ、そういったところなんでしょうか。

いいことをすると気持ちがいいのはなぜか?
人間は集団で生きるものだから、おそらく何万年も前からそういう気持ちは育まれているのでは、と。

芸人の世界では挨拶と礼儀が大事で、先にこの世界に入った人は先輩として立てる、これだけは教えるそう。
成功する人はみな挨拶はきちんとするし、人当たりも良い。
向上心があれば、必ずそうなる、という言葉に、さすが長いキャリアだけあって説得力があるなと感じました。

道徳を教えないと世の中が乱れる、今の若い者はなってない、といった考えもあるが、それはちょっと違うのではないか。
今の日本の若者は、昔の日本人以上にある意味よほど真面目で、世界でも珍しいほど犯罪発生率が少ないのだという事実がある。
そうそう、そうなんですよね。

日本人には宗教の裏付けがないから、弱いところもある。
ただし、それは長所にもなり得る。
寛容に受け入れ、お祭りなどの楽しみは増やして、共存して生きていけるという。

道徳というか社会の価値観は時代によって変わるもの。
変わってしまうものだということ。
細かく教えて試験をして成績をつければ、大人が喜ぶこまっしゃくれた回答をする子供が増えるだけなのでは、と。まさかそういう、大人の言うことを聞く子供を増やしたいわけじゃないでしょうね?と。
これは皮肉か疑念か。
当たっているかもしれませんね。

道徳について考える時間を持つのは悪いことではないだろうし、情報は学校からだけ入るのではないから~
考える子供は考える、と思いますけどね!(笑)

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