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2018年3月10日 (土)

「窓から逃げた100歳老人」

ヨナス・ヨナソン「窓から逃げた100歳老人」西村書店

100歳の老人が活躍する話、というだけでなく、1905年からの100年間の出来事を絡めたスウェーデン発の大ぼら話。
お目にかかったことのないスケールで、笑えます。

アラン・カールソンは、100歳の誕生日に、老人ホームから脱走します。
気の合わない所長の催す誕生パーティーが面倒になったのだ。
たまたま目の前に現れたスーツケースを出来心で持ち逃げしたら、町のギャング団に追われる羽目に。
その悪い連中もどこか、とぼけているんだけど。
偶然出会った面々と何となく仲間になり、行き当たりばったりに行動するが‥?
湖の畔の農場で、置いて行かれた象を飼っている女性が出てきて、象のソニアまで一緒にいくことになったり。

アランの過去に遡ると、世界を転々とした彼は、なぜか歴史の重要な転換点にその場にいたという。
フランコ将軍、トルーマン大統領、スターリン、毛沢東、ニクソン大統領など各国の首脳と酒を酌み交わし、意気投合。
そこに絡んでくるのも、アインシュタインに間違われて誘拐された弟だとか、その妻が政治で大役を担うようになってしまったりとか。
よく思いつくなというデタラメなエピソードがてんこ盛り。

教育もなく政治に何の関心もないアランが、ひょうひょうと世界を股にかけてしまう。
原爆についてはちょっとブラックユーモアな扱いで、日本人としては微妙なんだけど。
歴史事実をひっくるめて、すべてを笑い飛ばすバイタリティには、感心しました。

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