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2014年4月 4日 (金)

「王妃マルゴ 1」

萩尾望都「王妃マルゴ 1」集英社

フランス中世の激動の時代を生きた王女を描いた作品。
デュマの原作を映画化したものも有名ですが、特に一つを原作としたわけではないようです。

妖艶というか淫蕩というべきか伝説的なモテっぷりで歴史に名を残している女っぽい女性なので、萩尾さんが?と最初に知ったときには意外でした。
でもそう‥激動する様子がはっきりしているので、案外描きやすいかも。
美少年がまわりにたくさんいるし‥?!

カトリックとプロテスタントが激しくせめぎあう中、国同士の関係も王家の婚姻も大きく動く時代。
大勢の兄がいるマルゴ王女は、末娘。
子供の頃は、何も知らずに穏やかに暮らしていました。
姉は、スペインのフェリペ2世に嫁いで行きます。
父王アンリ2世は愛人ディアーヌに夢中で、妃である母カトリーヌは立場のない思いでしたが、子供だけは何人も生んでいます。
父王が急死、長兄フランソワが跡を継ぎ、メディチ家の出の母が摂政となります。

フランソワの妻は、スコットランドの相続権を持つメアリ・スチュアート。その後フランソワも死んでしまったので、故国へ帰ることになります。
ナヴァル王の息子アンリが教育を受けるためにパリにやって来て、幼いマルゴに一目ぼれ。
これは史実じゃないような気もしますが‥ありえなくはないか。後に名ばかりの夫婦になる二人。
どことなく色っぽい幼いマルゴに、不安を抱く母。
やがて娘らしく成長したマルゴは、ギーズ家のアンリに恋心を抱きますが‥?

いかれた兄達やアンリ・ド・ギーズらの神経症的な雰囲気は、萩尾さんらしい描きぶり。
確かに血筋にも、立場や時代の空気にも、育ち方にも問題はありでしょう。
王家への反乱や、敗者の処刑といった恐怖に時には晒されつつ、育つのですから。
大勢の登場人物を手際よく描き分けてあり、歴史の勉強になる?
どこまで描くのか楽しみです。

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