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2014年4月 7日 (月)

「猫は魔術師」

竹書房「猫は魔術師」群ようこ、里中満智子、浅田次郎、高村薫、小沢昭一、池田理代子、小池真理子、あさのあつこ他

1994年7月に創刊された月刊『猫新聞』の投稿から30本を集めたもの。
世界で唯一の「猫」をテーマにした大人感覚の文学紙だそうです。
(作者名は書ききれないので、いつもと違い、出版社名を先にしました)

群ようこ「飼い主の修行」は愛猫しいのために、旅行が出来なくなった話。
里中満智子「愛しあっていたジョンとミケ」は、仲むつまじく暮らした犬と猫の話。
夏目漱石の家では猫を特に可愛がっていたわけではないそうですが、「吾輩は猫である」がヒットしたから縁起がいいということで、いつも猫を飼っていたとか。

小池真理子さんのゴブちゃんは17歳で旅立ったんですね‥いぜん飼っていた猫に似ていたものだから、この猫はとても幸せに生きているんだと喪失感の慰めになって、その後どうしたか気になっていました。
加藤剛さんが共演した銀灰色のコラット種の猫が、「そのまま私のところへまっすぐに走ってきた」と書く愛情。13年共に暮らしたそうです。

小物を蹴り落とそうが、観葉植物をかじろうが、何をされてもいるだけで嬉しい猫の世話を嬉々としてする日々。
病院から帰ってきた猫が、そっとキスをしてくる。
仕事をする間ずっと寄り添っていてくれた猫のおかげで、本が書けたそう。
犬のいる家にいついた猫。犬が仲良くしようとしても威嚇していたのが、犬が病気になったら寄り添っていました。
公園に捨てられたらしい猫一家が、無事に引き取られていった‥

そうそうたるメンバーで、愛情とユーモア、時に悲哀をこめて描かれる~猫との出会い、手放しの愛情。
そうそう、そういう猫いた、あるよね~うちの猫はね‥と語りたくなります。
よりぬきのエピソードにはどうしても別れの記憶も出てくるので、続けて読むと切なくて胸が痛くてちょっと大変かも。
少しずつ、ゆっくり読むのがオススメです。

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