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2013年8月23日 (金)

「晴れときどき涙雨 高田郁のできるまで」

高田郁「晴れときどき涙雨 高田郁のできるまで」創美社

なんて真面目な人なんだ‥!
真摯な姿勢と少なからぬ大変な経験に、「高田郁のできるまで」の確かな説得力があります。

漫画原作者・川富士立夏として、平成17年から4年半にわたって女性漫画誌「オフィスユー」に連載されていたエッセイに書下ろしを加えたもの。
法学部卒で最初は司法試験を受けていたが、落ち続けたという。
塾の先生をしていた頃、塾が倒産した時の話。
そして、阪神大震災。
食べ物もない頃に、かっての教え子がパンと牛乳を持って、駅で待っていてくれたそうです。

1993年に漫画原作者としてデビュー。
漫画原作を書くための色々な取材で出会った人々。
時代小説を書き始めたが、すぐには芽が出ない。
家族に起きた出来事もいろいろ。微笑ましいエピソードも。
父が10年前に使った車椅子を、母のために組み立てることに。
中学の頃に遭ったいじめ。
交通事故の後遺症に悩んだり。

こんなに苦労していては、軽いエッセイを書いてる暇もないですね~。
(大阪のオバチャンの話とか、ちょっとはあります)
ありありと描かれるため、読んでいるほうも心動かされます。
丁寧に向き合い、一つ一つをその身内で昇華していく過程があったのでしょう。
苦難のときにこそ前向きな心がきらりと光り、手を差し伸べてくれる人の心の温かさがどれほど染み入るか‥
知っている人なんだなと深く納得しました。

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