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2013年4月29日 (月)

「死を哭く鳥」

カミラ・レックバリ「死を哭く鳥 エリカ&パトリック事件簿」集英社文庫

エリカ&パトリック事件簿、第4弾。

酒を飲まないはずの女性が、飲酒運転と思われる事故で死亡。
パートナーとけんかした直後のことでしたが‥
刑事パトリックは不審を抱き、過去の事件を調べると、数年前の泥酔自殺に、意外な共通点を見つけることに。

警察にはハンナという新入りの女性刑事が到着、さっそくパトリックは現場に同行させます。
折りしも、町にはテレビ番組のスタッフが滞在していました。
一般の若者を数人出演させ、新しい町での合宿生活を放映する企画番組なんですね。
視聴者の支持が落ちれば番組を降板するという投票制で、自傷癖のある少女なども意外に支持を得ていました。
(これは、現実に似たような番組があるらしい)
出演者の一人に、異変が‥?!

前作の終わりのとんでもない危機は、意外に穏当に処理されつつありました。
エリカは妹アンナを引き取り、アンナの二人の子どもと自分の赤ちゃんマヤを育てるのにかかりきり。
ひきこもりがちなアンナを元気づけるために、旧友(というか元彼)のダーンに、アンナを散歩に誘ってもらいます。
エリカとパトリックは結婚式を挙げることに決め、その準備にもかかっています。
子供を生んだ後でゆっくり式を挙げるのはさすがに現代北欧風?(もう日本でも珍しいほどじゃないけど)
アンナは、準備を手伝ううちに、笑顔を取り戻します。

2作目の完成度、3作目のものすごい書き込みに比べると、こちらが期待過剰なのか?十分てんこもりなのに、やや普通な印象。
テレビ番組が、いかにも現代的な退廃感。
事件の背景にあるものなど告発的な視点もあって、一捻りはしてありますが‥

仕事のできない署長メルバリは、パーティで出会った中年の女性に一目ぼれします。
いささか手厳しく書かれすぎで、最初は邪魔なキャラだったメルバリ。
コメディ的な役回りで、意外に気分転換になる存在に。

エリカのウェディングドレスの試着話なども、楽しい。
エリカとアンナの母親の謎が、次回登場か?

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