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2012年11月 1日 (木)

「スープ鍋につかった死体」

キャサリン・ホール・ペイジ「スープ鍋につかった死体」扶桑社ミステリー

前に何作か読んでいる作家さんですが、これは読んでいなかったので。
シリーズ第7弾というので最新作かと思ったら~3作目でした。

料理上手で、プロの仕出し屋さんになったフェイスが主人公。
夫のトムは、牧師さん。
エイルフォードの小さな村に、夫と幼い息子ベンと暮らしています。
出産後は仕事を休み、店は貸し出していました。
そろそろ仕事を再開するか、でも次の子どもも欲しいような…という気分の頃。

高級な終身介護施設「ハバード・ハウス」に伯母の友人が入居し、何か気になることがあると手紙に書いてきました。
様子を見にフェイスが出向くと、ボランティアと間違えられて歓迎され、すぐに調理場に案内されます。
インフルエンザの流行で、人手が足りなかったのです。
得意の腕をふるってスープを作ったところ、入居者がスープ皿に突っ伏して死んでいるのが発見されます。
(タイトルとは違ってスープ鍋は出てきません)

間の悪い思いをしつつも、潜入捜査を続けるフェイス。
開設者のローランド・ハバードは、医師でカリスマ性のある人物。
息子のドナルドも医師で、その妻は若作りの派手な女性。
娘のミュリエルはきまじめで、献身的に事業に尽くしています。
もう一人、家を出た息子がいるらしい。

夫のトムの所には、カイルという神学校の実習生が送り込まれてきます。
人をイライラさせる性格で、牧師には向いていないのですが。
カイルの母親は、ハバードハウスの関係者でした。

ハバード・ハウスで働く人の中に、エディ・ラッセルという男がいて、30歳ぐらいでハンサムで目立つが、次々に女性に言い寄っている様子。
フェイスは、キッパリはねつけますが。
台所を一手に預かっていた堂々たるミセス・ペンダーガストは、「あの坊やはお喋りでね」と軽くいなします。
大雪の夜、フェイスは家に戻れなくなってハウスに泊まりますが、フェイスが部屋を留守にした間に入ってきた人物が…

ニューヨーク生まれでお洒落なフェイス。
捜査にやってきた旧知のジョン・ダン警部は、大男で醜男だが、やはり都会から来たので服装は洗練されていたり。
噂がすぐに広まる田舎町。
コージーというには殺人が多すぎる気もしますが、なかなかしっかりした構成。
舞台は現代のアメリカだけど、ニューイングランドの保守的な町のせいか、どこかアガサ・クリスティぽい展開。

フェイスの生き生きした雰囲気が伝わり、美味しい料理もとうぜん出てきて、なかなか楽しめます。
訳文が、時々直訳調で硬すぎるのが読みづらくて、ちょっと残念。
1991年の作品。
2002年翻訳発行。

あれ?これも改行が変…!?

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