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2012年10月 9日 (火)

「絆回廊 新宿鮫Ⅹ」

大沢有昌「絆回廊 新宿鮫Ⅹ」光文社

シリーズ10作目。
確か最初の1冊は読んでいたんですが…
ここまで続いていたのねと読んでみました。
さすがに読みやすく、どんどん展開します。

今回は、恋人の晶がやっているバンドに、麻薬使用の疑いがかかり、晶にも捜査の手が。
警部である鮫島が恋人と知られているのが、悪く作用するかも知れない。
早くも週刊誌記者からの取材依頼もありました。
そういう心配も抱えた中…

出所してきた大男が復讐のために銃を探している、という情報を聞き込みます。
麻薬の売人では古手の露崎を目撃したところ、そういう男がいたと鮫島に協力を申し出たのです。
警官を狙っていると聞いては、放っておけない。
過去の話を聞くため、隠退した暴力団組長を訪ねて、千葉に赴きます。
大男が何者なのかを探るうちに、逆に標的とされる鮫島。
中国に麻薬取引のコネがある暴力団が、何か関わっているらしい。
従来の暴力団とはやり方が違う「金石」という組織の存在も浮かび上がってきます。
組織犯罪対策課からは、触るなと警告されますが…
復讐の相手として狙われていたのは、鮫島を唯一信頼し守ってくれていた上司・桃井課長らしい。
鮫島は、かってない危地に追い込まれ…!?

一匹狼だったという伝説的な男・樫原茂。
刑期が延びて22年にもなったのも、刑務所内でも乱闘があったから。
どうにも破滅型だが、それなりに認める人も慕う人もいました。
新宿の片隅でバーを経営しながら、出所を待ち続けた人間の語りが時々入り、これが印象的です。
逮捕で引き裂かれた妻子とは?
登場人物が一堂に会する緊迫した展開に。
僅かな再会のひととき…

十分読めますが~これまでシリーズを読み続けていない理由もわかりました。
組織犯罪にそれほど興味がないからですね。

2010年からの連載で、2011年6月発行。
著者は1956年名古屋生まれ。79年デビュー。
91年「新宿鮫」で吉川英治文学賞と日本推理作家協会賞を受賞。
94年「無間人形 新宿鮫Ⅳ」で直木賞受賞。

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