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2012年10月11日 (木)

「ベベ・ベネット、死体を発見」

ローズマリー・マーティン「ベベ・ベネット、死体を発見」創元推理文庫

三部作の一作目。
新作ですが、時代は1964年。
ビートルズが若者には大人気!ですが、親の世代はまだ男の長髪を嫌がっていた頃。
娘のスカートがミニになっていくのに驚く時代ですね。

エリザベス・ベネットは、通称ベベ。
南部のお嬢様育ちですが、秘書学校を卒業して、憧れのニューヨークへ。
頑固な父親は、娘が都会でばかにされてはいけないと、行く前に何着もスーツなどの服を用意してくれました。
ベベはハンサムな上司に恋していますが、出来るだけそのことは隠しています。
上司ブラッドリー・ウィリアムズは実は大金持ちの御曹司。名うてのプレイボーイで、毎日違う相手とデート、秘書にも手を出しては次々に首にしているという。
見るからにうぶで真面目そうなベベは「キッド」と呼ばれたり、子ども扱いなのです。

ルームメイトのダーリーンは、ゴージャスな赤毛のスチュワーデス。
イギリスからアメリカへ来る飛行機で知り合ったバンドのメンバーの二人と、さっそくダブルデートの約束をしていました。
いつまでも待たせる相手の部屋へ押しかけると、彼は浴槽で死んでいた!
ボーカル担当の彼がいなくては、バンドデビューもおそらくなくなってしまう。

ダーリーンにかかった嫌疑を晴らし、バンドも何とかしてあげたいと思うベベ。
世間知らずのお人好しだが、誰とでも仲良くなれる。
ダーリーンのアドバイスで、身体の線がくっきり出る服を着てみたり。
大人っぽく見られたいと思いつつ、その無邪気さでどんどん突き進むのはなかなか勇ましい。

後の大御所がまだデビュー前だったり、食べ物や店の様子なども、当時の流行が色々出てくるのが面白い。
展開の予想はつくけれど、軽快なタッチに心地良く乗せられ、ちょっとはらはらしつつも気軽に読めて、読後感も良いです。
ベベは、まるでバービー人形のようにキュートな女の子。
表紙のイラストも、ちゃんと中に出てくるドレスを反映しているのが嬉しい。

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