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2012年7月26日 (木)

「水晶玉は嘘をつく?」

アラン・ブラッドリー「水晶玉は嘘をつく?」創元推理文庫

11歳の女の子フレーヴィアが活躍するミステリ。
シリーズ3作目。

フレーヴィア・ド・ルースは、村から離れた歴史ある館に住む三姉妹の末っ子。
家では、大伯父が遺した化学実験室で、研究に励む早熟な少女です。
自転車のグラディスを駆使して、近辺を走り回る情報通でもあります。

お祭りの日、ジプシーに占って貰っているときに蝋燭を倒してしまい、テントが炎上。
責任を感じて、ジプシーの老婆フェネラの馬車を、館の敷地内に案内します。
ジプシーの馬車の内部は意外にきちんとしていて、心地良く過ごせるようになっていました。
ところが、案内した場所は、何やら因縁がある土地だったらしい。

翌朝、フェネラが頭から血を流して倒れている所を発見、病院に通報。
のちにフェネラの孫の少女ポーセリンがやって来たのを、こんな所にいては危ないと、自分の部屋に連れ帰ります。
化学実験室では、料理も出来るのでした。
孤独がちなフレーヴィアは内心、友達になりたいんですね。その気持ちが切ない。

母を早くなくし、父はそれ以来、趣味の切手蒐集の世界に閉じこもりがち。
家庭教師さえ来なくなった今、家は無法地帯と化しているのです。
17歳の長姉フィーリーは、美容に夢中。13歳の次姉ダフィは、本の虫。
フレーヴィアとは姉たちは何かとやり合っていて、フレーヴィアは時にはショックを受けることも。
フレーヴィアの視点からすると、横暴な姉たちですが…
フレーヴィアがあっさり2行ほどで書いているイタズラや復讐が原因らしいのに苦笑。
はしっこい妹を何とか押さえつけようと、頭を捻ってるのでしょう。

フレーヴィアの聞き込みの過程で、母親が頼んだままになっていた肖像画が登場するのも印象的です。
11歳のまま、殺人事件に3度も遭遇するとはいかがなものかと思わないでもないけど、思春期前の11歳だからの面白さもあるしねえ…
どのへんで、まとめるつもりなのかなあ。

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