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2012年5月29日 (火)

「夏の夜のわるい夢」

ジェイニー・ボライソー「夏の夜の悪い夢」創元推理文庫

コーンウォールに住む女流画家ローズのシリーズ。
若々しくて気取らない、誰もが打ち明け話をしたくなるような親切で偏見のない人柄。
卒業してすぐにコーンウォールに魅せられて住み着き、写真やイラストの仕事をしていました。
20年幸せな結婚生活を送りましたが、夫が亡くなり、落ちついてから改めて本格的に画家デビューしていくことに。

デニムのスカートでスケッチをして歩き、日焼けしているローズ。
あまりオシャレな方ではないので、重い腰を上げて長い赤毛をカットに美容院へ行きます。
裏庭の剪定を頼むために、推薦された男に電話したり。
親友のローラと飲みに行ったり、慈善バザーに顔を出したりという日常。

地元で事件が起きると、ローズは関係者のすべてをどこかで知っていたりするため、何かと相談を持ち込まれます。
今回は、レイプ事件。絵画教室で教えている才能ある女性ジョイスの娘サムが、何か知っている?
悩んでいる様子に、話を聞いてみようかと思わず言うローズ。

一度は別れた恋人のジャック・ピアース警部とよりを戻したのですが、互いに距離のとり方に気をつかっている段階。
長年愛した夫と比較しそうになって、それが嫌だと思ったり。
もう若くはないけれど、ぜんぜん年寄りでもない~揺れる年代。
男らしい性格のジャックは、危険に巻き込まれがちなローズが心配で口うるさくなりがちで、ローズも意地を張り、すぐにケンカになってしまうのですが。
ローズの母の急病という事態もあり、夏の夜に思いがけない出来事が…

コーンウォールの風物が、魅力的。
長く住み着いている人間たちと、観光地としての側面が絡み合い、大人の視点で展開します。
美味しそうなお料理も。
ロマンスがあり、女性らしい日常的な描写も多いので、コージー系に分類されると思いますが、ほのぼのというよりは普通にリアル。

原著は2002年発表。
次作で最終巻らしいです。
残念~!
新シリーズでも良いけど、読みたいです。

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