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2012年5月 2日 (水)

「ウィンター・ビート」

サラ・パレツキー「ウィンター・ビート」ハヤカワ・ミステリ文庫

新作。
快調です!
もうじき50歳になろうという女探偵のヴィク。
同じアパートに住む恋人ジェイクとは、上手くいっていますが…

前作で登場した年若い従妹のペトラが、シカゴに居着いて働き始め、ヴィクに心配をかけることに。
父親の金は受け取らないと言い張っているのですが、高給の取れる夜のクラブで働く仕事なので、ヴィクもコントレーラス老人も反対しています。
そのクラブ・ガウジでは、前衛的なショーが人気。
ボディ・アーティストを名乗る女性のイベントが行われ、客寄せになっていました。
ヌードの全身に絵の具を塗りたくった姿で登場し、客にも参加して絵を描かせるのです。
ところが、妙な反応をする客もいて…
店の外で何かが起き、様子を見に行ったヴィクの腕の中で、客の女性が息絶えることに。

怒った様子を見せていた男チャドが逮捕されましたが、アフガン帰還兵とわかります。
ヴィクは、チャドの父親に調査を依頼されます。
亡くなった女性ナディアには、複雑な事情があった様子。
ボディ・アーティストにも謎があり、身元はわからないまま、姿を消してしまいます。
ボディ・アーティストとは、何者なのか?
クラブのオーナー、オリンピアの行動もあやしげなのです。

絶望的な状況のチャドを助けようと、チャドの戦友が現れて、協力するために動くのは感動的。
ヴィクも、ここで頼りになる若者と知り合えたかも?
ペトラとどういう関係になっていくのかなと期待と不安がありましたが、まあ…なるほどな展開。
姪のような若い従妹を心配する大人の女性という立場で動いたヴィクですが~
おおかたの人の予想を超えるパワフルさは、健在!

この本を読んだのは、実は昨年のクリスマス頃。
元気が出ることを発見して、他のと続けて読んだのですが、このシリーズに興味のある方ばかりでもないでしょうから…と、ご紹介はちょっと間を開けていたら、遅くなってしまいました。

作者は1947年アイオワ生まれ。カンザス育ち。
1982年、シリーズ1作目を発表。
2002年CWAのダイヤモンド・ダガー(巨匠賞)。2003年、ゴールド・ダガー(最優秀長編賞)。
2011年、MWAのグランドマスター賞。

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