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2012年4月24日 (火)

「おやすみなさい、ホームズさん」

キャロル・ネルソン・ダグラス「おやすみなさい、ホームズさん」創元推理文庫

ホームズのパスティーシュの一種というか。
アイリーン・アドラーを主人公にしたスピンオフ。
ホームズが尊敬するただ一人の女性・アイリーンの実像は?

ある女性が、若い頃のアイリーンに出会って、行動を共にするという話。
ホームズとワトソンの会話のシーンと、交互に展開します。

ペネロペ(ネル)・ハクスリーは、牧師の娘。
父亡き後生活に困り、ロンドンをさまよっている所をアイリーンに助けられます。
アイリーンは、売り出し中のオペラ歌手でした。
大胆な性格で、収入を補うために、探偵のような仕事も引き受けていました。
ティファニー社の社長の依頼で、行方不明の宝石を追うことになります。
真面目なネルは時に戸惑いながらも、互いに助け合うことに。
タイプライターが出来たばかりという時代。
ネルは、走りのタイピストとして、アイリーンの調査に絡んで知っていた弁護士の仕事をするようになります。

ボヘミアに行ったアイリーンから、すぐ来てくれという手紙が来て、ネルもボヘミアに渡ります。
国民劇場のプリマドンナとして活躍していたアイリーン。
王子に求愛されていましたが、結婚でなければ応じないつもりでいました。
小さな国ではあっても、王位継承者との結婚は難しかったのでしょう。
愛人になるよう求められて、とんでもないと怒ったアイリーンは国を脱出します。
ボヘミア王の追っ手を逃れ、さらに行方不明の宝石の謎も解こうとしますが…?

作者はアイリーン・アドラーがすごく好きで、決して身を売っていたわけでもない、王子を脅迫したわけでもないと、その名誉回復をしたいという意図も見えますね。
何となくその気持ちはわかります。
かなり大胆で~きわどいこともやってのける女性ではあるんだけどね。

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