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2012年2月13日 (月)

「殺しのパレード」

ローレンス・ブロック「殺しのパレード」二見文庫

名手が軽快なブラックユーモアでつづる連作短編。
面白いです。
殺し屋ケラーが主人公。
切手収集が趣味。
おそらく体格はかなりいいが、目立つ外見ではなさそう。

「ケラーの指名打者」は、記録達成目前の野球選手を殺すことを依頼され、ためらうケラー。
「鼻差のケラー」は競馬を巡る依頼で、競馬場で慣れない賭けを試みるケラー。
どっちに転んでも損はしないように、賭けだけでなく殺しの計画も組むのです。

共同経営している事業家が、互いに依頼してくる話なども。
殺される側にも、たいがいにしろっていうような大きな問題が得して有るんですね。
着々と仕事を進めているようでいても、手はず通りには行かなかったりしますが、そこはそれで何とかするのもおかしい。
ケラーは、こういう仕事をしている故の悩みは、ある心理操作で小さくしていました。
それでも、やはり長くは続けられないと、思う時期も来ます。
ところが、隠退するにはまとまった金額が必要と考え始め、余計に仕事をするようになったりして。

仲介役の女性ドットの依頼で、ケラーが動くというコンビ。
依頼人には直接には会わないのが方針でした。
ただ、ドットとは、公然と食事をしたりもしています。
こんなやり方で続くんだろうか…?
事故に見せかけた死が多いのですが、いったん疑いをかけられた場合にはどうやって生計を立てているのか言い訳も用意してないみたいだし…でも切手の売買で既にかなりの財産家ってことなのかな…?

伊坂幸太郎さんがエッセイで取り上げていたので、読みました。
軽口のやりとりや、ちょっとしたこだわりなど、共通点も。
伊坂幸太郎が好きなら、似たテイストで読めますよ。

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