フォト

おすすめ本

« ロマンティック・アリス | トップページ | 「ワタリガラスはやかまし屋」 »

2011年12月 8日 (木)

「バイバイ、ブラックバード」

伊坂幸太郎「バイバイ、ブラックバード」双葉社

奇妙な設定で展開する伊坂ワールド。
気は優しいのだが、特に取り柄のないダメな男・星野一彦が、借金で追いつめられます。
虎の尾を踏んで?「あのバス」に乗せるために送り込まれた巨大な女性・繭美と行動を共にする羽目に。
繭美は、180センチ180キロあると豪語する女性。
バスが来るまで2週間あるというので、五股かけていた女達と別れ話をしていくのです。
「繭美と結婚する」という理由に驚きつつも、それぞれに納得していく女性達。

知り合ったいきさつも、それぞれにユーモラス。
訪ねた一人目の廣瀬あかりとは、他の女性に振られた後に、やけで行った苺狩りで。
彼女の方も、不倫で泥沼にあったのでした。
繭美と3人で大食いの店に行き、一彦は大食いに挑戦するのですが、隣で食べきろうとしている男を手助けしたり。

二人目の霜月りさ子は、子連れの女性。
彼女とは、刑事に車を持って行かれた後に知り合ったのです。
なんと不知火刑事という名前の~ドラマに出てくるようなシーンで。
そんな男はいるわけがないとわめく繭美。
この場合、実在するのでしたが‥

三人目は、如月ユミ。
なぜかロープを抱えて、偽泥棒を演じる勝ち気なお姉ちゃん。
四人目は、神田那美子。
別れた女性の父親がたまたま医者をしているという病院で知り合ったのです。数字に強い地味な女性。
五人目は、有須睦子。
女優なので、あっさり別れるかと思ったら~意外に、別れないと言い張ります。

ユニークな設定や、ちょっとしたお喋りが伊坂さんらしい。
経過もけっこう毒がありますが、いくらかの救いを残して。
ブラックバードとは、不運のこと。
最初は、不運な男とお別れ~といった雰囲気だけど、うまくいけば、不運とさようならできるのかも?
もやもやした物が残るけど~なかなか面白く読ませます。

« ロマンティック・アリス | トップページ | 「ワタリガラスはやかまし屋」 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「バイバイ、ブラックバード」:

« ロマンティック・アリス | トップページ | 「ワタリガラスはやかまし屋」 »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カテゴリー

最近のトラックバック

無料ブログはココログ