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2011年10月10日 (月)

「ロードサイド・クロス」

ジェフリー・ディーヴァー「ロードサイド・クロス」文藝春秋

キャサリン・ダンスもの2作目。
事故死した人を悼むかのような道ばたの十字架(ロードサイド・クロス)は、殺人の予告?
誘拐された少女は、ネットで何かに関わっていた…

キャサリン・ダンスは、30代。カリフォルニア州捜査局(CBI)の捜査官で、ボディランゲージの専門家。
夫を事故でなくし、息子と娘を育てています。
保安官事務所の刑事のマイケル・オニールとは、家族ぐるみのつきあいがあり、調査で行動を共にすることも多い~良き相棒。

モンテレーに住む十代の少女タミーが拉致され、車に監禁されたまま海辺に放置されるという事件が起きました。
キャサリンは、タミーの尋問に、病院へ向かいます。
モンテレーベイ病院は、キャサリンの母イーディが看護師として働いているところ。
病院前には、安楽死に抗議するプラカードを掲げた群衆がいました。
前作の事件で火傷を負って亡くなった刑事が、じつは安楽死させられていたのです。
なんと、その件で、母イーディが逮捕されてしまう。
また少女が襲われ、こちらの事件の捜査で、キャサリンは母の元を離れなければならない…心配だけでなく後ろめたさもあったり。

ネットで様々な問題を取り上げる有名なブログ「チルトン・レポート」に、狙われた少女達が書き込んでいたことがわかります。
高校生が起こした交通事故について、運転していた男子トラヴィス・ブリガムが逮捕もされなかったことが非難されていたのです。
あることないこと書き込まれ、簡単に身元も特定できるブログ‥
家には投石され、トラヴィスは姿をくらませます。
本当に、犯人は彼なのか?

ネットの分析について、カリフォルニア大学の教授ジョン・ボーリングも協力することに。
キャサリンの前に、あらたな男性が登場?

調査局内部の均衡や、家族の関係、ネットの含む問題、さらにマイケルとの微妙な間柄など~様々な問題を含みながら、数日間で怒濤の展開。
どんでん返しは、いかにもディーヴァーらしく、楽しめます。
リンカーン・ライム物よりは現実的というのか、あれほど極端にスリリングではないけれど、細やかで落ちついた筆致。
面白かったです!

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