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2011年6月11日 (土)

「バブルズはご機嫌ななめ」

S.ストロマイヤー「バブルズはご機嫌ななめ」講談社文庫

コージー系のミステリ。
元気のいいヒロインの登場です。

バツイチ子持ちの美容師バブルズ。
これは本名で、バブルズ・ヤブロンスキーというのですね。
金髪でバービー人形のような体型、チューブトップにホットパンツという服装で、仕事をしているのです。実は、天然繊維アレルギーのためもありました。
頭は空っぽ、と思われてきたけれど。

10年前に美容院にふらっと来た娘が、ほどなく自殺してしまった事件があり、自殺するようには見えなかったとずっと気になっていました。
その件が、最近になって、動き出したかも知れない‥?

バブルズは高校時代に、できちゃった婚で結婚。
夫がロースクールに通う費用を出していましたが、上昇志向の高い夫にあっさり捨てられてしまいます。
しかも、別れた妻に払う金額が高すぎると夫が裁判に訴えたのです。これは、逆に妻の学費を出すよう裁定されたため、コミュニティ・カレッジに通う事は出来ました。
が、どのコースも次々に落第。
今受けている講座は、ジャーナリズム。
もう17歳になった娘の大学の費用を稼ぐために、記者になろうと思い立ちますが‥?

事件取材中に、魅力的なカメラマンに出会います。
ぽーっとなるけど、これまでの痛い経験から、距離を保ち続けます。
階層の差がはっきりしている町で、夫と再婚相手は富裕層の住む区画に。
娘の部屋はその家にもあるのですが、娘はお嬢様然としたワンピースを着せられるのに閉口しているんですね。
「ママはあたしのヒーローなんだから」という言葉に、奮起するバブルズ。

テンポよく陽気に語られ、楽しく読めます。
イヴァノヴィッチに励まされて書いたとか。
東欧系の住民のおかしな言動やネットワークなどは、通じる点もあります。
作者がリポーターや記者をした経験が生きていますね。
アガサ賞受賞作。

続きも面白そうなのに、出ていませんね‥
翻訳が所々妙なのが残念、直訳過ぎ?でテンポを落としています。
名のある翻訳者だと思うのに…チェックが足りなかった??
集英社かどこかで買い直して、シリーズで出してくれないかなあ。

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