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2011年5月26日 (木)

「東京バンドワゴン」

小路幸也「東京バンドワゴン」集英社文庫

東京バンドワゴンとは、明治時代からある古書店の名前だそうで。
下町の大家族が、にぎやかに登場。
感じのいい人ばかりで、気分良く読めます。

語り手は、じつは亡くなっている曾祖母の堀田サチ。
その夫が、当主の勘一。
息子の我南人(がなと)は60歳で、伝説的なロッカー。
藍子は、我南人の長女。おっとりしているが、実は未婚の母。
その娘が、花陽(かよ)で、小学生。

紺は、我南人の長男。
紺の妻・亜美は、藍子とともに、店を手伝っているというか、隣のカフェの切り盛りをしています。
研人はその息子で、花陽とは仲良し。

青は次男ですが、異母弟。
父の妻に、異母兄姉と一緒にわけへだてなく育てられましたが、実母は不明という事情だから~父親とは仲が悪いのでした。
旅行社の添乗員で、たいそうハンサムなので、親切にされて勘違いした若い女性が押しかけてくることも多い。

さらに、ご近所の多彩な面々で、くり広げられます。
勘一の幼なじみで、近くの神社の神主さん。
藍子を好きな近所の外人さん、イギリス人の画家マードックさん。
青の嫁に来たと言って転がり込む若い娘など…

ミステリというほどでもないけど~日常の謎系でもあります。
小学生が毎日、店先の本棚に辞書を一冊置いていき、帰りには持って帰る謎。
飼い猫の首輪に、本のページをちぎったものが結びつけられていた謎。
なかなか意表をついていますよね。

児童書でもヤングアダルトでもないかも知れませんが…
子供でも読める安心感があるのでカテゴリに入れました。
昭和のホームドラマが好きだったようで、そのオマージュ的な雰囲気。
著者は北海道生まれ。
本書は2006年発行。
好評で続編も出ています。

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