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2011年4月20日 (水)

「ラスト・チャイルド」

ジョン・ハート「ラスト・チャイルド」ハヤカワ・ミステリ文庫

アメリカ推理作家協会(MWA)賞最優秀長篇(ベストノベル)賞受賞作。
「このミステリーがすごい」2011年版海外5位。
力作です。

双子の妹アリッサが行方不明になって、1年。
少年ジョニー・メリモンは、探し続けている。
近くで捕らわれのまま、きっと生きていると信じて…
10歳ぐらいにしか見えない13歳の男の子の頑張りように応援せずにはいられません。

父は娘を一人にしたと妻に責められて、出奔。
母キャサリンは酒浸りとなり、言い寄ってきた金持ちの男ケンの言うなりに。
調査に当たった警官クライド・ハントもまた、人生を狂わせていました。
あまりののめり込みように半年で妻が去り、高校生の息子アレンとは上手くいかない。
ここへ来て新たな展開が?
同じ学校の少女ティファニーが、行方不明になったのです。

交通事故の現場に行き合ったジョニーは、倒れている男が死に際に「あの子を見つけた」というのを聞きます。
たった一人の親友ジャックと共に、懸命な探索を続けるジョニー。
事故現場にいた謎の大男は、殺人犯なのか?

刑事ハントのジョニーと母を守ろうとする姿勢に、絶望していた親子もしだいに気づいていきます。
刑事も知らないことを自ら発見するジョニーの活躍は、痛快。
ところが家庭の実情が怪しまれ、児童保護局が動き出しますが…

重い内容をだれずにきっちり描き分け、生命力を感じさせます。
ジョン・ハートは3作読みましたが、一番良いですね。

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