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2011年4月14日 (木)

「人形遣いと絞首台」

アラン・ブラッドリー「人形遣いと絞首台」創元推理文庫

「パイは小さな秘密を運ぶ」に続く~シリーズ2作目。
11歳の女の子フレーヴィア・ド・ルースが主人公のミステリです。
もう少し成長していくのかな?と思ったらあまりたっていないのに、また殺人事件に遭遇?
もっとも、ただの11歳ではありません~化学の天才少女といっていいでしょう。

テレビでも有名な人形遣いルパートとその助手の綺麗な女性ニアラが、車の故障で村に滞在することになります。
どこにでも自転車のグラディスで走っていく好奇心の強いフレーヴィアは、何かと手伝いながら、起きていくことを間近で目撃することに。
教会の催しとして行われた人形芝居の舞台で、何と人形の代わりに~人形遣いが落ちて来るという事件が起きるのです。

ド・ルース家は貴族の家柄で、大きなお屋敷に住んでいます。
が、実は他にあまり財産がなく、雇い人も~何でも屋の庭師と通いの家政婦の二人だけ。
父は、どうも妻の死後は現実に背を向けているらしく、趣味の切手集めに夢中。
ピアノを弾く長女フィーリーは、綺麗になることにしか関心がない。
次女のダフィは、本の虫。
二人は末の妹フレーヴィアに優しくないのですが、妹の頭が切れすぎて、やり返すのでヒートアップしている気配も。

父の姉でうるさ型のおばさんが訪問、皆いやがっているのですが~彼女が意外な理解者となり、フレーヴィアに話しかけてくれたことが、いいシーンになっています。
しかし、三姉妹とも学校に行っていないんですねえ。
1950年頃の貴族だから?イギリスだと義務教育はあまりうるさくないのか?ちょっと前までは家庭教師がいたのかな?

母親の記憶がないため、母が産後うつで末っ子を愛していなかったなどと姉たちに持ち出されると~フレーヴィアは不覚にも涙が出てしまう。
それに男女のことはまだ、わかっているようで全然わかっていないといった可愛さも。
元気いっぱいで、面白いです。

作者はカナダ人ですが、祖父母がイギリス人。思い出話を聞いて育ったということです。
ジャンル的には、コージーとは言い切れないけど~コージー系好きな人にも行けると思います。

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