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2010年12月15日 (水)

「ガサガサ・ガール」

ナオミ ヒラハラ「ガサガサ・ガール」小学館文庫

日系2世の庭師マス・アライが探偵役のシリーズ。
マスはマサオの略称。
娘のマリは幼い頃からあまり落ち着きがないので、妻は「ガサガサ・ガール」と呼んで笑っていたのでした。

妻の死後、マスは娘のマリとはほとんど行き来が無くなっていました。
突然、助けを求められ、はるばるニューヨークまで出かけてくることに。
まだ赤ちゃんの孫タクオが病気で、憔悴した様子のマリにマスは驚きます。
娘の夫ロイド・ジェンセンは白人ですが、彼が担当していた再建中の日本庭園が何度も荒らされるという事件が起きていました。

近所に住む反対派の仕業か?
住宅街の真只中に、一般公開される庭園を造ることに反対があったのです。
場所は、かってのワックスリー邸。
シルクで億万長者になったカジー(カズヒロ)・オーウチが、もとはワックスリー邸の庭師の息子で、この家で育ったのでした。
ゴミだらけになった庭を片づけていたマスは、カジーの死体を発見します。

なかなか強烈な性格だったらしい富豪。敵はいくらでもいそうですが…
疑いはロイドに、ついでマリにかかってしまい…
娘夫婦を守るために、人脈を駆使して老人は闘う!

目立たないことが一番と心得て、時には追い出され、時には無視される日系の庭師。無口で、言わなくてもいいことは言わない性格。
マスはアメリカ生まれですが、一時日本に戻って育ち、終戦時には広島にいたという。
凄惨な光景を見たためか、家に落ち着かず、ギャンブルに溺れ、何かあると逃げ出してしまうことがありました。
そのために娘との間に溝が出来ていたのですが、これで少し埋まるという展開に。
タイトルや表紙イラストの印象よりは~重い内容でした。

著者は、南カリフォルニア在住。
ガサガサ・ガールだったのかな?
父は広島で育ち、戦後カリフォルニアで庭師をしていたそうです。

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