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2010年11月24日 (水)

「江」

田淵久美子「江」日本放送出版協会

来年の大河ドラマの原作。
わかりやすく、てきぱきと進行します。
お市の方の遺した三姉妹は興味ありました。
特にこの江(ごう)という女性は、徳川へ血筋をつなげていった要のような人だから。

幼い江の視点から、激動の時代が語られます。
実父・浅井長政の死んだ事情を初めて知る頃に、伯父の信長との初対面という。
美しく気丈で悲しみを秘めた~母のお市の方。
おっとりと優雅な長姉の茶々。
次姉の初はお喋りで、すぐ江とけんかになります。
江は年の離れた末娘で、おおらかで怖い物知らず、はっきり物を言ってしまう性格。
一番、顔も性格も信長に似ていたという。

秀吉の正妻に、無邪気な江は可愛がられることに。
茶々とは最初からうまが合わないのは、まあ秀吉の執心が早くからちらついていたので~無理もない?
最初は毛嫌いしていた秀吉に、次第にほだされる茶々。

家康の次男・秀康は秀吉の元で育ちましたが、人質の役がなくなったので、結城家へ養子に。
三男の秀忠は、父のやり方について行けないでいる、穏やかだがややひねくれた少年でした。
秀吉が妹を家康に差し出した経緯があり、秀忠も病床を見舞う挨拶に来て江に出会いますが、この時は口げんかに。
江は主役だから、幼いうちからちょっと歴史上の重要人物になりすぎているようではあるけれど、まあそれもご愛敬。

突然縁談が決まるのですが、年下の夫・秀忠は意外にも、江が本当に夫婦になりたいという気持ちになるまで待つといいます。
秀忠とは結局上手くいくのですが、徳川と豊臣の確執に晒され、江ははらはらし続けるのでした。
三姉妹の運命が、どの時点でどうなったのか、興味をそそります。

千姫の婚礼に、実家側は出ることが出来ない風習だったとは。不自然な気がするけどねえ‥
慣例を破って送っていき、宴席には出られないがこっそり城の中で待っていて、呆れられる江。
江は、母のお市と姉の淀殿が二人とも、戦に負けて城内で自ら死ぬという大変な経験をします。
自分は徳川に嫁いで8人の子をもうけ、娘の一人は天皇のお后になったという、織田と浅井の血を末広がりにしたのは幸せな人生ですね。
春日局との確執はあっさり。
有名すぎるから?
次男のこともほのめかす程度。これは書き込むと長くなりすぎるからか?
ドラマでは通り過ぎるだけってことはないでしょうけど。

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