フォト

おすすめ本

« リカちゃん10月のおしゃれ | トップページ | NHK杯、やってます »

2010年10月24日 (日)

「モロッコでラマダーン」

たかのてるこ「モロッコで断食(ラマダーン)」幻冬舎文庫

「ガンジス河でバタフライ」につぐ旅行記。
就職が決まった後の卒業旅行へ行く作者。
アフリカが目的なのですが、まだヨーロッパも行ったことがないからと、ヨーロッパ経由で。

パリでは、あまりに大量の古典的宗教画があるルーブルに飽きて、美術を理解できないのかと、やや自信喪失気味になってしまいます。
スペインで一人旅の日本人の男の子と出会い、通り過ぎるだけなんてもったいないと、本気の見学に。
ガウディの面白さを満喫とは、羨ましい。

ところが、モロッコへ着いたと思ったら、セクハラ続き。
イスラム教では戒律が厳しく、女性に近づくことは出来ないため、外国人の女性を見るとたがが外れる男性もいるとか。
今さらながら~女の一人旅は危険なのね。

しかし、ここからが本番。
案内なしで砂漠に行くというスペイン人のハンサム青年に一目惚れ、日本人の男の子と3人だけで砂漠へ。
危険な状況で、短い恋が燃え上がることに。

さらに、断食(ラマダーン)に参加しつつ、マラケシュでゆっくり滞在。
ラマダーンというのは、昼間は飲まず食わずで過ごすもの。
日没後に身体に優しいスープなどを食べ、夜中にディナー。夜明け前にも少し食べておくんだそうです。
最初の食事が空きっ腹にしみわたって猛烈に美味しく、皆で誘い合って一緒に食べるのも楽しく、食べる事への感謝がみなぎるとか。
イスラム歴で行われるので、毎年時期がずれていく。苛酷なシーズンになってしまうこともあるのですね。
とはいえ、病人や老人、子供、妊婦はやらなくて良いのだが。子供は早く一人前になりたくて、やりたがるのだそう。

親しくなったまじめな青年カリッドの故郷の村を訪問。
そこは、ベルベル人の村!
古い石造りの砦に住んでいる一家。弟妹が猛烈に可愛かったりして。
鶏小屋がトイレとか、カルチャーショックもありますが、家族愛に溢れた暮らしの何もかも心地良く、今度はじっくり本気の愛情が芽生えるのです。

とはいえ、あまりにも日本とはかけ離れた生活。
まだこれから就職しようというときに、人生の一大転換は出来かねるのも無理はない。迷う自分は彼にはふさわしくないと、泣く泣く別れを決意。
とはいえ、いったんは連絡の途絶えた彼の、10年後の様子まで出てきて、いやなかなか~良い人生ですね。

« リカちゃん10月のおしゃれ | トップページ | NHK杯、やってます »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「モロッコでラマダーン」:

« リカちゃん10月のおしゃれ | トップページ | NHK杯、やってます »

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

カテゴリー

最近のトラックバック

無料ブログはココログ