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2010年9月19日 (日)

「死者の館に」

サラ・スチュアート・テイラー「死者の館に」創元推理文庫

芸術史家スウィーニー・セント・ジョージのシリーズ、第2作。
19世紀の芸術の話が出てくるので、お気に入りです。
今回は、地元での事件。

ハーバード大学で教えている下っ端教授のスウィーニーは、長身で赤毛の28歳の美女。
葬礼に関する芸術史が専門で、著作を認められて講座を持てたのは良いけれど、特殊なジャンルなので、これ以上の出世は望めないという。
死体が身につけていた服喪用装身具(モーニングジュエリー)について、警察から質問されます。
何とゼミの教え子の学生ブラッドが、殺されていたと知り驚愕。

ブラッドは、ボストンの名門パトナム家の一員。ゼミの中でも熱心な生徒で、スウィーニーは好感を抱いていたのです。
19世紀のジュエリーが、なぜ彼の死体に?
彼が何やらいわくのあるらしいジュエリーにこだわって、調べていたこともわかってきます。
ブラッドが生前スウィーニーにある質問してきたことがあり、十分な答えをしてあげられなかった悔いのあるスィーニーは、専門知識を生かして、事件に入り込んでいきます。

ブラッドの兄ジャックは彫刻家で、真面目で繊細なブラッドとはまた違った大胆さのあるタイプ。
直感的に、スウィーニーと惹かれ合います。
スウィーニーが子供の暮らした祖母の家は、叔母のアナが今も住んでいて、パトナム家の豪邸からさほど遠くないという縁もありました。
周りから少しずつ、情報を収集するスウィーニー。
パトナム家には、5年前にも悲劇が起きていたのでした。

いっぽう、前の事件で知り合ったイアンからは、手紙が来ていて、返事をためらいます。
ケンブリッジ警察の刑事クインとも、ひょっとしたら縁が出来そう?
素人探偵にのめり込みつつ、おやおやというほど恋愛模様も入り乱れるスウィーニー。
少女の頃には有名な画家だった父が自殺していて、つい先年には婚約者が爆死したという悲しみもある~死に取り憑かれたような人生だとか。
恋愛や何かに熱中することなしでは、やってられないかもしれませんね?

好きなシリーズなのですぐに買い、早めに読んだのですが、ご紹介は遅れました。
題名が最近の看病している気分にはしんどくて‥
何しろ、読んだ順番でいうと「死者の館に」「エルサレムから来た悪魔」「怖い絵」「ツ、イ、ラ、ク」「ノンストップ!」「敗北を抱きしめて」「廃墟に乞う」てなラインナップだったんですよ。
適当に癒し系のをまじえながらご紹介していきます。
おまけに7月は「戦慄」とかも読んじゃったし‥これは怖すぎるので‥「sanaの本棚」にはありますが~こちらには載せないつもり

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