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2010年8月30日 (月)

「八朔の雪」

高田郁「八朔の雪 みをつくし料理帖」

読む順が逆になりましたが~みをつくし料理帖のこれが一作目、です。

縁あって、神田御台所町の蕎麦屋「つる屋」の手伝いをする澪が主人公。
上方から出てきて、女二人で長屋暮らしをしています。
通り道に、化け物稲荷と言われる荒れ果てた小さな社がありました。そこの草を一人で抜いてお参りできるように綺麗にしたのを、あるじの種市に見込まれたのでした。
「つる屋」は種市の蕎麦が売り物だったのですが、腰を痛めて仕事をするのが無理になり、澪に料理を任せると言い出します。
上方で料理を仕込まれてはいましたが、女の身で店を預かることになるとはと、戸惑ったのですが…

下がり眉で、感情が素直に顔に出る澪。
よく働くけなげさが自然で、いやみがない。
試行錯誤を繰り返しつつ、喜ばれる料理を工夫していきます。
常連の小松原や青年医師の永田源斉など、まわりを囲む人々もすごく感じがいいです。
出てくる料理もとても丁寧に作られていて、美味しそう~!
ぴりから鰹田麩、ひんやり心太、とろとろ茶碗蒸し、ほっこり酒粕汁。

洪水で両親を失った生い立ちや、その時に行方不明になった大店のお嬢さんだった幼なじみの消息なども、だんだん出てきます。
今は母子のように共に暮らす~恩ある女将さん・芳との関係も、しっとりした味わい。
本当に出会えて嬉しいシリーズです。

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