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2010年8月 8日 (日)

「真鶴」

川上弘美「真鶴」文春文庫

朝日新聞のなんだったか…投票によるベスト50冊に選ばれていたので、読んでみました。

京(けい)の夫・柳本礼は、13年前に失踪しました。
娘の百は思春期になり、大抵むっつりしています。
京は、出先からふいに思い立って真鶴まで来て、母と息子がやっている小さな旅館に泊まります。
娘を持つ母親にしては唐突な行動…京の母が、百の面倒は見てくれるのでしたが。

何かが付いてくる気配を感じながら、海辺を歩く京。
仕事で知り合った青滋(う~ん、漢字が変換できない…ホントはさんずいがないんです)とは、愛人関係。妻子ある男性だが、そろそろ終わりかける気配もしていました。
日頃はとてもおだやかな青滋ですが、夫を忘れない京に嫉妬することも…

なぜ真鶴なのか?
家族にもわからない、それは秘密があった…
夫の残した手帳に一言、真鶴とあったのです。
失踪した理由は全く知らないと人には言っていましたが、実は愛人がいたことは知っていたのです…

行きつ戻りつする心。
時には自分が殺したと思う。
死の世界から、こちらへ何かが近づいてくるような…たゆたうようなイメージ。
濃厚な空気感と、はかなさが、同時に感じられます。
これまでの作品を総合したような味わい。

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