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2010年3月26日 (金)

「しがみつかない生き方」

香山リカ「しがみつかない生き方」幻冬舎新書

何事にもしがみつかない…
それは確かに、苦しみを長引かせない方法かも。
努力してもまだまだ足りないと、辛くなった人たちへ。
じゅうぶん頑張ったし、それぞれに恵まれている面もきっとあるから。

なぜそんなに苦しむのか。
なぜそこから抜け出せないのか?
実際に接している患者の様子から感じたことを踏まえて、最近の様々なトピックや話題の本も取り上げ、手際よく整理して、率直に指摘していきます。

政治の間違いで、経済や医療や雇用に大きな問題が出てきたこと、それで苦しむ人が多いことは水に流すべきでない、ときっぱり。
それ以外の個人的なことは、過ぎたことは水に流し、成功はほどほどでいいと実感することが大事ではと。

恋愛にすべてを捧げない、すぐ白黒をつけない、仕事に夢を求めない、死ぬときぐらい迷惑掛けてもいい、生まれた意味を問わない、など‥
半ば以上は、おだやかに暮らそうという常識?
でも案外、そういうことを述べた本はなかったかも。

たとえば、恋愛は相手のあることで、もともと努力したらそれだけ愛されるとか必ず上手くいくとかいう性質の問題ではない。
そこを冷静に見極めて、執着し過ぎないほうがいいとのこと。
自分が努力して積み重ねられることへ、もっとエネルギーを向ける方がベター。

子供にしがみつかない、の例が、雅子妃が歌会始に出しているのが我が子を詠んだ歌ばかり、というのはちょっと外れているというか~(そんなの、いいじゃない?)気の毒なような気もするけれど。
発想の転換しようというのは大胆~どんなに特殊なケースでも、一つのことのみにこだわり過ぎない方がいい、という指摘なのかな?

幸福というのは、すべてがキラキラと輝いていなけりゃいけないわけじゃない。
上手くいかないことがあるのも含めて、幸福なんだというのには深く共感しました。
どうしても今以上、を求めてしまう心理傾向、というのは自分にもあるかなあ…

最終章が、勝間和代を目指さない、でも話題になってますね。
いや勝間さんて前向きでいいと思うけど。
リーダー的な存在なので、皆がああなれるわけじゃないから。
本があれだけ売れると、本を読んで希望を持った人が、あそこまでは結果を出せないと悩む場合が出てくるのもわからないではないです。
特に勝間さんよりも若くて、わりと優秀だったりしたらねえ。
その人なりの路線を見いだせればいいんじゃないかな。

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