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2010年3月27日 (土)

「ミレニアム3」

スティーグ・ラーソン「ミレニアム」早川書房

シリーズ3作目。
テンションが落ちないのに感心。
これまでの設定と人物を生かしつつ、さらなる展開へ。

小さいながらも社会派の雑誌「ミレニアム」の記者ミカエルは、1作目で取材対象に逆に陥れられ、雑誌の存続も危ぶまれる危機にありました。
その時知り合ったのが、有能な若い調査員の女性・リスベットでした。

2作目の終わりで頭部を撃たれ、重傷のリスベット。
入院中の彼女にも危機が迫ってきます。
公安が事件もみ消しをはかる動きが…
ミカエルは手を尽くして、見えない敵と攻防を繰り広げることに。
リスベットの裁判の弁護を、実の妹に依頼します。この妹は、登場人物の中で一番まともで堅実かも。
もう一人、もてもてのミカエルと関わるたくましい?女性も登場。
公安を敵に回しての、ミカエルの大仕事は確実に進んでいきます。

一方、ミレニアムの編集長で、ミカエルの長年の愛人でもあったエリカ。
大出版社に引き抜かれて、ミレニアムを離れたのですが、行った先では赤字経営なのに旧弊な習慣が抜けず、年下の女性を侮る部下もいて、前途多難な様子。
しかも、エリカの自宅まで何者かの魔の手が…?

入院中でありながら、手助けによって徐々に、本来の有能さを発揮していくリスベット。
150センチで拒食症の少女のように見えるのだが27歳。有能なハッカー…ということは法律破りですけどね。
少女時代からの不当な扱いにリベンジしていくのが小気味よい。

それにしても孤独なリスベット。
これからの人生は一体どうなっちゃうのか…と最後の方でちらっと思わぬでもなかったんですが、その辺もなかなか。いい読後感になりました。
4作目が書きかけだったとか…
作者急逝がつくづく惜しまれます。

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