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2010年3月 4日 (木)

「リンカーン弁護士」

マイクル・コナリー「リンカーン弁護士」講談社文庫

本のご紹介です~。
しばらくやってなかったので、なかなか頭が働きませんでした。ちょうど下書きも尽きてしまっていて…

ミッキー・ハラーは、リンカーンを乗り回すやり手の刑事弁護士。
ちょっと久しぶりな気がするマイクル・コナリーの作品です。
刑事ボッシュ・シリーズではなく、弁護士が主人公。

二度の離婚経験のあるミッキー、仕事に追われて、幼い娘に会いに行く時間もなかなか取れません。
広大なカリフォルニア州に点在する40を越す裁判所や刑務所を次々に回っているのでした。そこそこ成功してはいるのですが、大仕事には最近恵まれていないという焦りも。
別れた妻とはいまだにしょっちゅう顔をつきあわせる関係。しかも、検事と弁護士という敵対する立場でというのが面白い。

前半、現実的な事件の描写が続くので、カリフォルニアの実態がかいま見えます。あまり盛り上がりはしませんが、勤めている大人にはわかりやすいかも。
コナリーを読み慣れている人には、これがどう動くかな~このままじゃ終わらないよな絶対、という気分に。
そこへ飛び込んできた事件は…

大金持ちの一人息子で会社社長の30男が、女性に暴行で訴えられたのです。が、無罪を主張。
扱う事件のほとんどは常習的な犯罪者で、無罪の人間は少ないという現実があり、これは珍しい無罪かも知れないと思うハラー…
弁護士にとっては、無罪はやりにくいんだそうです。…なるほどね?

人生を変える事件に巡り会った中年の弁護士の奮闘を描きます。
リーガルサスペンスを書きたいとかねて思っていたというコナリーが、野球場である弁護士に出会い、満を持して5年がかりで書いた作品。
弁護士のハラーは刑事のボッシュとは反対の立場で、淡々と仕事をこなしていく様子だった始まりですが、なぜか似たような場所に住んでいる。
危機に陥って、しだいにボッシュと似てくるような?
犯人との対決はいかに?!

2006年、国際ミステリ愛好家クラブ主催のマカヴィティ賞最優秀長編賞を受賞した作品。
1999年に「わが心臓の痛み」でも受賞しています。
コナリーは達者ですね~。
続く作品では、ボッシュと共演もあるとか。

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