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2009年12月 4日 (金)

「私のスウェーデンびいき」

藤井恵美「私のスウェーデンびいき」朝日新聞社

スウェーデンに20年住んでいる陶芸家の著者が、子育てを通して経験する福祉国家の実際を具体的に紹介しています。
最近、スウェーデンのミステリを何度か読んだら、どんな国だろうという興味が改めて湧いてきたため、読んでみました。

スウェーデンに行ったばかりの若い頃には、税金が高いので、それほど福祉の良さは実感していなかったそうです。
けれども、移住してきた人への寛容さや手厚さはビックリするほど。
そして、年金生活者向けのサービスセンターの行き届いた様子や、文化的な催しの料金が安いことなど、うらやましいことがいっぱい。

自然も美しいのね。
寒さは相当に厳しいようですが!
日本から視察に来た人が皆、人の心が豊かなようだと感じるという…
それは、すごいことですよねえ。
自然を大事にする姿勢は、小さな子供の頃から身についているそうです。
日本人は少しガツガツしているところがあるかも…
キノコ狩りに連れて行ったら皆夢中になってしまい、説明してもわかって貰えず、そこら中を踏み荒らしてしまったりしたそうです。
国内ではバーゲンに殺到するような感じは笑えるのですが、何かにつけて少しでも得をしようという姿勢はちょっと国際的には恥ずかしいのかも?と思わせられました。

幼児教育というか~日本的な感覚ではほとんど教育しない?見守り方も印象的。
保育園では時間割がなく、数人ずつ担当して家族的な雰囲気で遊ばせながら、好奇心を伸ばしていくといったやり方なのですね。
著者は職場のあるビルに住む保育ママに子供を見て貰い、その保育ママは保育園の職員待遇なので、お互いに安心だったとか。
なるほどねえ。

1988年に書かれた本なのでちょっと古いんですが、ヘニング・マンケルのミステリ作品は年代的にはちょうど相当するはず。
読んでいても、福祉国家らしい感じは受けないんですけどね…高い税金を払う世代が主人公だから?
移民を大量に入れすぎたための問題が起きていたのは、ちょっと皮肉というか、表裏一体なのでしょうね。

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