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2009年10月30日 (金)

「エッグ氏、ビーン氏、クランペット氏」

P.G.ウッドハウス「エッグ氏、ビーン氏、クランペット氏」国書刊行会

いつも楽しいウッドハウスの短編集。
主人公がエッグ氏、ビーン氏、クランペット氏の3人というわけではなく、これは事件の起きるクラブに出入りして茶々を入れてくる~まわりの人々のこと。
頭の格好をたとえたところから、人を指す言葉になったのだそうです。
当時の紳士達の空気を伝える言葉なんでしょうね~。

主人公は、執事のジーヴスではなくて、ユークリッジやビンゴ。
いつもお金がないユークリッジ。
女流作家で金持ちのおばさんの機嫌がいいときだけはその邸宅に住み込んで、与えられた高価な服を着込んでいるのですが、遅かれ早かれ~へまをして追い出される羽目になるのです。
小金を手にしようと必死でひねり出すアイデアがおかしい。
ウッドハウスの腐れ縁の友達がモデルというのも~服のサイズが同じなので付き合いが深くなったとはまた、何だか、おかしい。

愛妻の監視を抜け出して賭け事をしようと~ひそかな情熱を燃やすビンゴ。
まだ新婚で、愛し合っている二人なのですが、賭け事が嫌いな妻と、どうしても妻の信頼は失いたくない夫。
身も細る思いをしながら、いつもギリギリで何とかごまかしおおせる~大笑いの短編集です。

巻末の解説も詳しく、モデルになったクラブの様子や、当時そこに通っていた人物のエピソードなども楽しめました。

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