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2009年9月10日 (木)

「青年のための読書クラブ」

桜庭一樹「青年のための読書クラブ」新潮社

聖マリアナという~幼稚園から大学まであるお嬢様学校が舞台。
おもに高校での学園伝説のような出来事が描かれた~年代記ふうの作品です。
創立者の修道尼マリアナをめぐって~フランスでの物語が挟まる、異色な展開になっています。この部分だけ翻訳物っぽい文章と雰囲気になっていました。

西の生徒会が権力を握り、東の演劇部は華やかで人気を集め、北にはインテリヤクザともいわれる新聞部があり。
南には、古い赤煉瓦の廃屋の一角に、ひっそりと地味な子が集まる読書クラブがありました。

女子校ならではの催しで、毎年一度「王子」を選ぶ人気投票があったのです。
途中から転入してきた庶民の娘が、クラスでは浮いてしまって、読書クラブにたどりつき、部長の演出で王子に選ばれた顛末。
だがしかし…?
またバブル期の80年代には、成金の娘達が制服を改造、ウエストを細く、肩パッドを入れて、扇を動かしながら練り歩いたという~ジュリアナか?!という描写に大笑い。
英国の血を引く赤毛の少女が旋風を巻き起こしたいきさつ。
などなど…
そして、学園長失踪の謎は?

制服がクリーム色だなんて~汚れやすい色!みんな替えを持っていてクリーニングするんでしょうね?
十代の熱気が感じられ、ポップな語り口で桜庭一樹の世界になっています。
かなり面白いけど~これを一番に読めとは言わないかな…
読んで損はないですよ!
2007年6月発行。

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