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2009年8月 6日 (木)

「おひとりさまの老後」

上野千鶴子「おひとりさまの老後」法研

独身だと「サビシイでしょう」「老後はどうするの」と聞かれ続ける…
でも大丈夫ですよ!という本。
第一、夫はほとんど先に死ぬので、専業主婦も最後は一人よ?
おまけに、子どもと同居はしない方が幸せですよ、と…

独身女性は働き続けて税金も払ってきたし、年金もありますから、と。
どこでどう暮らすか、誰とどうつきあうか、お金はどうするか、どんな介護を受けるか、どんな風に終わるか?
数々の先輩方の実例を挙げながら、例えばこんなのもありますよと解説。
今の時代、子どもの数は少ないから、案外家を持っている人も多い。
親ほど収入のない子どもの世代も、親の家を受け継ぐから何とか食べていけるでしょう。

いやあの…今の時代の貧困の問題はどうなるんですかね?
仕事に恵まれない若い人に切迫感がないというのは…フランスのようにデモや暴動が起きないのは、日本人はそういう行動しないようになってるからだと思うんだけど。全共闘とか空しかったみたいだし、みたいな。
学校では成績は競争だし、目立ったらいじめられる。コースからはみ出したと感じたら、その苦しさは引きこもりや自殺の方向へ行くんじゃないかな…たぶん。

社会学者にしては楽天的な気もするんですが。
まあこれは、そういう趣旨の本だから。
もうすぐ老後?を迎える世代に向けて、1つ1つ不安を取り除いていきましょうという姿勢は、良いと思いました。
なるほどね。

著者は1948年富山県生まれ。京大社会学博士課程修了。数々の助教授、客員教授を経て東大大学院教授。
専門は女性学、ジェンダー学でこの分野のパイオニア。
2007年7月発行。

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