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2009年7月18日 (土)

「百万のマルコ」

柳広司「百万のマルコ」創元推理文庫

マルコ・ポーロが探偵役のユーモア・ミステリ。
1298年から~マルコ・ポーロがジェノヴァの牢獄内で、退屈している戦争捕虜仲間に外国で経験した面白い出来事を語る趣向。
いつも、その一部を秘めて煙に巻くのです。
一同が頭を捻った後で~謎解きになります。

17歳で父と叔父と共に船出し、大ハーン・フビライに信頼されて重く用いられたマルコ・ポーロ。
百万野郎といった言い回しは、イタリア語でほら吹きという意味になるらしい。 わかりやすく、ほら話的な楽しさもある短編集。

ジパングでは黄金を他国のいかなる物とも交換してはならないという掟があったという設定。床板が黄金という国で、そこらへんに金を含む塊がごろごろしている…でも?
では、マルコはどうやって巨万の富を得たのでしょうか…?

一番優れた馬ばかりを集めている大ハーンの馬を相手の競馬で、三番勝負で勝った方法は?
セイラン島で、三人の王子の中から交渉相手になる跡継ぎを決めるため、「猿と話が出来る」といったわけは?等々。
金の国ジパングには行ってないくせに~と笑えます。
もっと重い作品かと誤解して、読んでなかったんですよね。百万が重そうだったのかしら…軽く読めて、楽しいですよ。

作者は1967年生まれ。2001年デビュー。
2002年から書き始められたシリーズの短編集、文庫オリジナルで2007年発行。

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