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2009年6月29日 (月)

「日本の安心はなぜ消えたのか」

山岸俊男「日本の安心はなぜ消えたのか」集英社インターナショナル

著者は1948年名古屋生まれ。社会心理学者。
一橋大学、ワシントン大学を経て北海道大学大学院教授。同大学社会化学実験センター所長。

人間性に反した気分だけの精神論では、物事は解決しない。
人間性にあった方策が大事だという。
日本人は協調性があると言われますが、それは本当かそして何故か?といった実験を重ねていくのです。
一人一人はいがいに個人主義的な面もあるという結果だそうですが、自分以外の人間は協調性が高いと感じているそう。ふぅ~ん…

社会全体が安定していて安心できた~昔の日本。
それは、閉鎖的な農村が典型的なのですね。
みんな知り合いだから、さぼっても騙してもすぐばれるし、引き合わない。
疑う必要も観察する必要もないから、安心していられる。ただ、発展の可能性は狭まるわけでした。
いったん村を出て身内以外の人と関わるとなると、今度は疑ってかかる。これが負の連鎖を生むことにも…!

うちの親は村を出て都会に住んでいるからか、血縁以外は心から信用しないような面はありますね。
これが親戚同様の付き合いになると、信用するんですけど。

欧米人は、意外に人を信頼するという研究結果があるそうです。
それはお人好しなのではなく、可能性を広げるために積極的に人と関わり、観察していこうとしているらしい。
やたらに疑うより、よく見ろっていうことですか?

それはちょうど、侍の価値観と商人の価値観とも通じるかもしれないという指摘…
日本でも侍などはごく一部だったので、武士道が日本の本質とは言えないのではないか?といったことは私も考えてましたが。

面白かった~。
これだけでは言い尽くせないとは思うけれど、なかなか重要なポイントを突いてると思います。
いじめの原因や解決策なども。
恐喝や暴行は犯罪だから、いじめとは全く別もの。
ただし、そういうのより些細なケースは、子ども同士で解決しようとしている現れの場合もあるので、いい方向へ向かえばいいと。
2008年2月発行。

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