フォト

おすすめ本

« 「マローン御難」 | トップページ | 「オネーギンの恋文」 »

2009年4月11日 (土)

「フィッシュストーリー」

伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」新潮社

2007年発行の短編集。
フィッシュストーリーとは、英語でほら話の意味もあるとか。
最近、映画化されましたね!
そのままではないらしいですけど…
「終末のフール」も少し加えられているのだろうか?

「フィッシュストーリー」は売れないバンドの最後の録音にまつわる話。
無音の部分がある不思議の理由、後々になって思いがけない影響が…
「サクリファイス」はへんぴな村でのおこもりの習慣に関わるミステリ。
因習のある村に、人を探して入り込んだ黒澤は…?
この本には、空き巣のプロの黒澤(ゴールデンスランバーなどに登場)が出てくる話が2本含まれます。

「動物園のエンジン」はシンリンオオカミが脱走した事件の後に退職した職員・永沢の謎。
ホームレスのようになりながら動物園に出入りしている彼は、動物に愛されているのか?彼がいるといないとでは動物園の空気が違うという。
動物園を訪ねた旧友が、何があったのかを推理していきます。

「ポテチ」は、新米の空き巣狙い・今村の恋人になった女性・大西の視点から、野球選手・尾崎や、それに絡む女性との奇妙な縁の話。
空き巣にも普通の生活があるのが、奇妙でほのぼの。結末は切ない。

変わった人が多いですが、ありえないほどでもないかもしれない?登場人物達、奇妙ないきさつがどう転ぶかわからない…
どこかユーモラスでもの悲しさもあり…とても面白かったです。

« 「マローン御難」 | トップページ | 「オネーギンの恋文」 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「フィッシュストーリー」:

« 「マローン御難」 | トップページ | 「オネーギンの恋文」 »

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリー

最近のトラックバック

無料ブログはココログ