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2009年4月29日 (水)

「故郷から10000光年」

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「故郷から10000光年」ハヤカワ文庫SF

「たったひとつの冴えたやりかた」などが有名なティプトリー・ジュニア。
じつは女性のSF作家です。
91年発行の初期作品集。もとは73年発行の本。
図書館で見つけて、あれっ、これ読んでなかったんじゃないかなあと思いまして。
一部読んだような記憶があるのは…ほかのアンソロジーなのか??さだかではありません~

SF好きなら読むべき?
スタートレックのファンだった!とかで、宇宙人ネタが多いですね。
想像を大きく羽ばたかせる壮大な面白さ。描写はにぎやかで、けっこう、てんやわんや。
忙しく仕事をしていた経歴の反映か、困った客とかあちこちから襲いかかる問題に主人公が立ち向かうといった内容が多いようです。
SF好きでなかったら、ちょっと、わかりにくいかなあ…

著者は1915年生まれ、10歳頃から絵を描く仕事を始めたそうです。
42年入隊、情報士官となり、後にCIAに在籍。実験心理学の博士号をとったという優秀さ。
身体をこわした68年に男性名で投稿を始めてデビュー、たちまち非常に高い評価を受けています。
SFだと、男性名の方が通りが良かった時代なんでしょうかね。
(とはいえ、アン・マキャフリイなんかもデビューする頃かな…しばらくはファンタジー汚染とか言われたらしいけど)
よく読むと、フェミニズムも感じられないことはないのですが、表面には出ていません。

夫婦とも病気の年月を過ごした後に、最後は87年に銃で夫を殺して自殺という…
波乱の経歴にも驚嘆。
何人分もあるような、濃い人生だったんですね。

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