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2009年3月17日 (火)

「ティファニーで朝食を」

トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」新潮社

短編集です。
村上春樹の新訳がいいと聞いて、読んでみました。
以前に読んだのとどれぐらい違うか、はっきりしないのですが…
微妙になめらか?
なかなか楽しく読めました。
前のは今読むと、時代色があるのかも知れませんね…

表題作のヒロインの「ホリー・ゴライトリー 旅行中」という名刺がすてきです。
気ままで軽やかでオシャレで、イヤな物はイヤという意地のようなものもあり…
華やかな都会をうまいこと泳ぎわたる社交界の花の暮らしは、高級娼婦すれすれの危うさもあるんですけどね。
同じアパートに住むようになって知り合った青年の視点で描かれています。
カポーティが作家を目指しつつ、編集者の下働きをしていた頃の体験が反映しているようですね。
執筆していた頃には、彼自身が社交界の寵児だったわけです。

映画を最初に見たときに、イメージが違って、がっくりしたことを思い出しますが~
ヘプバーンは案外いい線だったんじゃないかと~今になると思います。
原作者のイメージはもっと官能的で奔放でしょうけど、それそのものじゃなく妖精的な面もあったと思うので。
青年も原作だと、彼女と心の通い合いは出来ても~恋愛は成就しないようなタイプだったと思うんだけど。まあ、それはそれ?

カポーティは作品によってかなり違う人なのですが、クリスマスの思い出を描いた作品は大好き!
子どもの頃に親戚に預けられていたときの経験が、そのままなのでしょう。
ずっと年上で働き者だった従姉と、台所で仲良く暮らした頃…
ユニークなこだわりや、手作りで工夫したプレゼント、クリスマスケーキを大量に作っていろいろな人にあげる習慣など、微笑ましくて。
いつ思い出しても、胸のあたたかくなる作品です。

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