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2009年3月 6日 (金)

「忍びの国」

和田竜「忍びの国」新潮社

話題の「のぼうの城」に続く2作目。
信長の天下統一が成りかけている時代。
伊賀の地には二百数十年の間、守護もいないも同然で、城塞を築いた地侍が争いを繰り広げていたそうです。

信長の息子である信雄は、義父である北畠具教を、北畠に遺恨を抱く柘植三郎左右衛門らと共に暗殺、伊勢の地を手に入れます。
北畠の娘・凛は、政略結婚で信雄の妻だったわけですが~秘蔵の茶入れ・小茄子を隠し持って出奔。 当時は茶道関係の逸品には途方もない値打ちがあったんですね。
同行した日置大膳と長野左京亮は対照的な性格でした。
信雄は伊賀の挑発に乗り、信長の禁を破って、戦闘を開始しますが…

伊賀者は忍術をよくするが金次第で働くことから武士には見下され、伊賀は虎狼の族が棲むと貶められていました。
中でも無門とあだ名される男は凄腕でしたが、他郷の美しい姫・お国を妻にするためにさらってきたものの条件を出され、家を乗っ取られた状態で冷たくあしらわれている有様。
この妙なカップルが、なかなか泣かせる展開に持って行きます。

無門らの気の荒さやとんでもない技、独特な考え方などと、武士の側にもあるいろいろな立場や性格の違いが書き分けられていて、面白く読めました。
「のぼうの城」ほど一般性はないかも知れないけど、ある程度時代劇が好きならオススメ。
2008年5月発行。

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