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2009年2月26日 (木)

「象と耳鳴り」

恩田陸「象と耳鳴り」祥伝社

恩田陸にしては珍しい~本格ミステリの短編集。
1999年に編まれた物の、2003年発行の文庫版でした。
こんなのがあるの、知らなかったんですが~かっちりと練り上げた味わいに感動しました。

退職した判事・関根多佳雄を主な主人公に、その周辺で起こる事件。
高齢の男性の視点だからか、男性が書いたかのような淡々とした面もあり、女性ならではのなめらかさもあり…
どっちかというと渋めですが、かなり読みやすい方ではないかと思います。

ふとしたことから気づく友人の死の真相。
渋谷の雑踏に突然現れた男の死体の謎。
写真を見て持ち主を推理しようとする関根の息子と娘など、思いがけない着想が楽しく、なんともいえない面白みがあります。
関根一家が登場する作品は他にもあるのかな?

「往復書簡」というタイトル通り、手紙の往復するうちに事件が解決する話なども、 趣向が凝らされていますね。
発表当時、洗練の極みという評があったというのもうなずけます。

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