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2009年2月12日 (木)

「巴里の空の下、オムレツのにおいは流れる」

石井好子「巴里の空の下、オムレツのにおいは流れる」暮らしの手帖社

パリに留学したときの思い出や、海外公演の際に食べたものを書いた楽しい本。
おしゃれな料理本の走りといった感じでしょうか。
共演した歌手への思いやおなじみの店の名物料理、窓から見える景色など、パリへの憧れもかき立てますね。
とにかく料理が美味しそう~最初の下宿で女主人が作ってくれたというのが、バタを卵一個ほどもたっぷり入れたオムレツ!
その量以外は、私が作るオムレツとやり方はほとんど同じ…何で覚えたのかもう忘れましたが、フランス式だったのか~ひょっとして、前に一部読んでたのかも?

フランスパンはオーブンで5分あたためるか、フォークにさしてガス台であぶると美味しいとか。
ちょっとした知識が楽しい。
作者はほんとに料理好きなんですね。
お酒を飲んで夜遅くなったときなども、夜食にちょっと簡単な物を出してあげたくなるので、料理上戸なんだとか。
要領の良い説明で、つい作りたくなるというか、作って欲しくなるというか。
美味しそうな話を読むのは楽しいけど、私はここまで料理好きじゃないな~とも思うのでした

「暮らしの手帖」に連載されたのはだいぶ前、留学していたのは更に前(昭和26年!)で、かなり話が古いので~それが歴史を感じさせます。
クレープは薄焼きのパンケーキのこと、などと一から説明してあるのです。
ブイヤベースをブィヤベーズと書いてあるのは、この方が本来の発音で、最初に紹介したに近いからでしょう。
日本に洋食が入ってきた過程がわかってくるような面白さ。

ギャレット・デ・ロワについても説明がありました。
1月6日に食べるんだそうで、中身のないシンプルなパイに、金紙の王冠がついて売られているそう。小さなフェーブが当たった人がその日の王様。
起源はキリスト生誕の祝いに3博士が配った物だとか。

日本人は生の魚を食べると聞いて、ウロコがついたままの魚をばりばり食べるみたいに誤解しているフランス人が多かったとは~驚きですね。
海外でどうしても食べられないのがお寿司で、パリにいる日本人は時々大決心をして共同でお寿司を作ったとか。
パリ中にお寿司屋さんがある昨今とは大違い。
昭和58年発行。

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