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2009年2月10日 (火)

「少年のはるかな海」

ヘニング・マンケル「少年のはるかな海」偕成社

ミステリで知られる作者の~これは、1990年作の児童文学。
スウェーデンの北部の小さな街。
少年ヨエルは、森で木を伐る仕事をしている父親サムエルと、二人だけで暮らしています。
学校の帰りに買い物をしてジャガイモをふかして、父の帰りを待つ生活。
かって船乗りだった父が元に戻ればいいと思いつつ、一人で想像を巡らす孤独がちで多感な少年でした。

夜中に走っている犬を見かけたことから、一人で家を抜け出すようになり、トラックで走る変わり者のシモンや、鼻のかけたイェルトルドなどと知り合いになります。
新任の判事の息子トゥーレと出会い、秘密クラブの活動と称して、夜中に冒険を始めるのです。
出て行った母を思い、父が酒場に勤めるサラと付き合いだしたことに悩みますが、しだいに…?

不満や寂しさも抱えている男の子の、初めて経験することが、いきいきとした手触りで描かれています。
甘くはないけれど不思議な味わいの、なかなか素敵な作品でした。
作者は1948年ストックホルム生まれ、作家・舞台演出家として活躍とのこと。

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