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2008年11月14日 (金)

「浴室」

ジャン・フィリップ・トゥーサン「浴室」集英社

85年フランスで発行のデビュー作。当時28歳。
88年には映画化されているそうです。作者はベルギー出身。

ある日、浴室に入ったまま動かなくなった青年。
同居している恋人のエドモンドソンが困ってついに彼の母親を呼びますが、ケーキを持ってきた母もどうしようもない。自分でケーキを食べるだけという。
といっても、何日もそのまま引きこもりというわけではないんですね。

壁を塗りに来た業者の青年と奇妙な会話をしたり、突然ヴェネツィアへ行って、なぜかテニスをしようとしたり。
後書きにもあるとおり、もったいないような恋人もなぜかいるわけで。
悩んでいるのかも知れないけれど、それはあまり具体的には書かれていません。
普通の仕事には収まらない、才能あふれる人の感性の爆発でしょうか…?

行き当たりばったりで、出くわす人とのやりとりがどことなくおかしいのは、たまたま続けて読んだ「くっすん大黒」とも共通しています。
くっすんの方はどろっと濃い感じでこってり、こちらのほうがとんでもなさ度はやや低く(そんな言い方あり?)~透明で淡々とした印象がありますが。
装丁もすっきりしてますしね。
わかりやすいとはいえないが軽みがあるので、この作者の本はまた読んでもいいかな~…

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