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2008年10月15日 (水)

「すべてがFになる」

森博嗣「すべてがFになる」講談社

これがデビュー作?1996年発行。
初めて読みましたが、さくさくと読める展開で、なかなか面白かったです。

密室殺人物のミステリです。
設定がこれは孤島の研究所で、さらに誰も入れないドアさえも監視されている文字通りの密室。
天才少女だったが、両親殺害の容疑を受けて以来(心神喪失で無罪にはなったが)15年間外に出たことがない真賀田四季の居室での犯罪…

工学部助教授・犀川創平と、お金持ちのお嬢様・西之園萌絵が探偵役。
いぜんからの知り合いで、今は大学生になった萌絵は、ゼミの学生とのキャンプに参加します。
一般学生からは浮きまくりつつも~それが重い事件を軽くする効果になっています。
実は、萌絵は恵まれているだけではなく、飛行機事故で両親を亡くし、犀川は共に現場を目撃したという絆があります。

犀川は無駄な会議や人間関係の煩わしさを面倒がるたちなので、事件の現場へ行って、ある意味、共感を覚えるんですね。
最先端のコンピュータで管理された研究所には窓もなく、庭もない。
けっこう人数いる所員も、それぞれの自室で暮らし、もっぱらメールでの付き合いしかないという徹底ぶり。
いやこれじゃあ、閉じこめられていなくとも、おかしくなるってもんじゃ…!?

…Fってこういうことなのかぁ…想像の他です。
犯人の目星は一部はついたが一部は全く予想外…
事件はグロテスクな要素もありますが、それがスリルに繋がってはいます。
バーチャルな犯人との対話など、発表当時は今以上に斬新だったはず。
おじさん警察官がまったくついていけてないという描写も笑えます。
今だったら、なんで携帯使わないの?って感じだけど、孤島だから携帯は圏外とか?

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